株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン様事例2
ショップサイトの拡張eコマース導入とデータポータル(現 Looker Studio)を利用したダッシュボード作成

「ゴルフで世界をつなぐ」を理念に株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン様では、ゴルフメディア、ゴルフ用品販売、ゴルフレッスン、ゴルフ場予約を主な軸として事業を展開しています。

今回はショップサイトの拡張eコマースの追加計測支援、データポータル(現 Looker Studio)の可視化支援のご依頼をいただきました。
今まで商品詳細ページからトランザクションまでを拡張eコマースを使い計測していました。新しくトップページの各バナーのimp、clickを追加計測することで各バナーがトランザクションにどれだけ貢献しているかを可視化することが出来ました。

さらに日次、週次で行っている集計業務をデータポータル(現 Looker Studio)に移管することにより、ユーザーの属性や閲覧している主要コンテンツ、各施策から注文された商品の詳細情報が可視化され、集計業務の削減、次のアクションへの気づきがわかりやすくなりました。

ご依頼された経緯とお客様の要望

Google アナリティクス360のサポートを行っている中で計測項目が増えていく中、より細かい視点の計測や運用工数の削減が課題となり、今回のご依頼を受けました。

お客様の課題

  • ショップページで掲載しているバナーや特集がどれだけ注文完了に効果があるかを計測したい。
  • ユーザー軸や集客軸で商品をカテゴリ、ジャンル別など様々な切り口で見たい。
  • Google アナリティクスのデータを複数ダウンロードし、エクセルに加工して集計している工数を削減したい。

施策のポイントと内容

実施した施策の中から特徴的なものについてポイントを紹介します。

ポイント1
拡張eコマースの機能追加

更新頻度の高いトップページのバナー効果を計測するために「プロモーションのインプレッション」「プロモーションのクリック」機能を新たに実装。トップページのメインバナーの表示回数、クリック数をトランザクションデータに紐づくようにしました。

ポイント2
エクセルで集計している各レポートをデータポータル(現 Looker Studio)に集約して可視化

ユーザー情報、集客情報、注文情報など運用で集計しているレポートをデータポータル(現 Looker Studio)に集約し可視化。
さらに拡張eコマースで計測している項目以外の分析切り口をデータポータル(現 Looker Studio)上の計算フィールドを使い、新しくディメンションとして作成することで集計項目の切り口を増やしました。

ポイント3
作成したレポートを元にワークショップを実施

実際に弊社が作成したレポートを元にショップサイトを担当されている20名のユーザーと一緒にワークショップを実施。
ワークショップではそれぞれの担当者がモニタリングするためのレポートや、深堀をするためのレポートに触れ、レポートから得た新しい発見をお互いに共有することが出来ました。

実施した施策一覧

  • Google アナリティクス
    • 拡張eコマースの追加計測、設定
    • コンテンツグループの設定
  • データポータル(現 Looker Studio)
    • 各テーマに合わせて6つのテンプレートを作成

施策後の成果

拡張eコマースの機能追加

ローテーションバナーのCTR、トランザクション数が以前よりもスピーディに把握できるようになり、露出管理(どのバナーを優先して露出すべきか)の判断をするのに役立っています。

エクセルで集計している各レポートをデータポータル(現 Looker Studio)に集約して可視化

重要指標が網羅されており、調べたいと思ったタイミング、セグメントで簡単に集計ができるため、キャンペーンの動向など(効いている、効いていない)が以前よりもスピーディに把握できるようになりました。

また、これまでページごとの集計に工数がかかっており、どの特集ページ、どのカテゴリーの商品詳細が前週に比べて見られるようになったか、サイトの閲覧動向が追えていませんでしたがそれが簡単に把握できるように、ユーザニーズの早期検知ができるようになりました。

作成したレポートを元にワークショップを実施

以前は、データポータールの機能を活用できているメンバーが少なかったが、ワークショップを実施したことでどんなことができるのか理解が深まり、納品されたレポートをベースに各担当者が自分で使いやすいようにデータポータル(現 Looker Studio)を活用するようになった。

お客様の声

弊社にお声掛け頂いた経緯と、ご発注いただいた決め手をお聞かせください。
可視化できていないかった内容や可視化できていても大きな工数がかかっていた内容に関して、アユダンテ社に相談したところ、データポータル(現 Looker Studio)で比較的安価に実現できそうだったので導入を決めました。
導入後には、当社内でもコピーを作り、カスタマイズしていって良いというところもコストパフォーマンスが良いと感じました。
施策内容やプロジェクト中のサポートの感想や評価をお聞かせください
何ができる、できないが十分理解できていない状態で本プロジェクトを開始しましたが、不明な点に対して親身に対応をしてくださり、実現に向けて課題が発生した際も、解決案を提案してくださったので安心して進行することができました。
リニューアル後の効果についての感想や評価をお聞かせください。
アクセス状況の定点観測や効果検証の重要性を意識しながらも、企画立案やプロジェクトの進行に追われ、データを眺めるという時間が確保できないでいましたが、データポータル(現 Looker Studio)を活用することで想定外の動きをしている、いないが簡単に把握できるようになったことで、想定外のユーザの行動を早期に検知し、定量データに基づいた判断ができるようになり、判断スピードが上がっているように感じています。

今回、PCサイトの一部バナーを計測できるようにしましたが、SPサイトでも同様の計測を行えるようにしてほしい。など、新たな要望が部署内で上がっているため、ここを出発点としてさらに活用できるように環境を整えていきたいと考えています。

ご依頼いただいたサイトURL:https://shop.golfdigest.co.jp/

担当スタッフ

担当スタッフからのコメント

商品点数の多いECサイトでは、広告やサイト内のバナーや特集など運営側が意図して誘導している商品の他、Facebookやtwitterの投稿をきっかけに購入される商品など、様々なケースでトランザクションが発生します。
計測項目やレポートを増やすことで、サイトの現状を可視化することが出来ますが集計業務が増加してしまいます。
Google アナリティクスとデータポータル(現 Looker Studio)を組み合わせることで日々の集計業務を短縮し、深堀調査やサイト内のユーザー行動の新しい発見に時間を費やすことが可能になりました。

Google アナリティクス 専任コンサルタント:高田 和資

ご利用いただいたサービスとプラン

「株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン」さまのリニューアルでご利用いただいたサービスおよびプランは以下の通りです。

Google アナリティクス 360

ご利用いただいたプラン名

  1. Google アナリティクス 360 サービス

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