ご依頼された経緯とお客様の要望
Google アナリティクス360の導入目的の1つでもあるデータの広告活用について、DFPとの連携と活用方法についてサポートさせていただきました。
お客様の課題
- メディアサイトとしての広告価値の向上
- 「枠」から「人」へのターゲティングと広告商品の開発
- DFPとGoogle アナリティクス360連携機能の活用
施策のポイントと内容
ポイント1
ユーザーの閲覧行動分析によるセグメントの開発
想定される広告主のニーズとマッチするセグメントを見つけるために、ユーザーの閲覧行動分析をGoogle アナリティクスセグメント機能を使って行いました。ページビュー数の多いマピオンにとって、セグメント集計時にサンプリングの影響を受けにくいGoogle アナリティクス 360の環境によってスムースに分析を行うことができました
ユーザー行動を基に広告商品を開発するには、ある程度の配信ボリュームを確保できるユーザーセグメントを見つける必要があり様々な仮説に基づいて多くのセグメント分析を行って結果、広告主にとって魅力的なターゲットユーザーにリーチでき、ユーザー数も確保でセグメントの開発ができました。
ポイント2
DFPオーディエンス機能に連携するための、Google アナリティクス 360でのユーザーリストの作成
DFPのオーディエンス機能ではGoogle アナリティクス 360のユーザーリストを活用することができます。ユーザーリストをDFPに連携できるのは、有料版のGoogle アナリティクス 360だけであり、通常のDFPオーディエンスではできないユーザー行動セグメントによる広告配信が可能になります。
実施した施策一覧
- Google アナリティクス セグメント分析
- ユーザリスト作成
- DFP&Google アナリティクス360連携
- DFP オーディエンス機能
施策後の成果
ユーザーリストに対するターゲティングを利用した広告商品と、従来の広告商品との配信結果を比較分析したところ、ユーザーリストを活用した広告の方が、PC面での配信でCTRが2.57倍、モバイル面でもCTRが1.26倍という高い結果となりました。このユーザーリストに基づく配信によって広告価値が大きく向上したというパフォーマンスは、広告主のお客様からも大変評価され喜んでいただける結果となりました。
このように、Google アナリティクス 360とDoubleClick for Publishers(DFP)との連携によって、DFPのデータだけでは出来なかったGoogle アナリティクス 360データの分析による新しい価値の高い広告商品開発が可能であることがわかり、Mapionのサイトに広告を掲載いただく広告主のビジネスに一層貢献できることがわかりました。
お客様の声
- (株)マピオン コンシューマーソリューション部部長 團琢海様
- 「Google アナリティクス360はこれまでできなかった全コンテンツのノンサンプリングデータ分析を可能にし、その結果パブリッシャーとして価値の高いユーザーセグメントを利用した広告商品を開発することができた。このように、DoubleClick for Publishersとの連携によって新しい価値の高い広告商品の開発を可能にしたことによって、我々の広告主と我々のビジネスをWin-Winにすることができると確信しています。」
- 今回の取り組みを社内でリードされた事業推進グループ 井関裕貴様
- 「今回の連携により、可能になった機能を積極的に用いて、自社の広告効果の最適化やクライアントの課題を解決する広告商品の開発につなげていきたいと考えております。」
ご依頼いただいたサイトURL:https://www.mapion.co.jp/
担当スタッフ
担当スタッフからのコメント
今回のマピオン様のようなメディアサイト様でのGoogle アナリティクス360活用は世界的に見ても事例が少なく、DFP連携によってこのような大きなビジネス成果を得ることができたのは、マピオン様の先駆的な取り組み姿勢とご担当者の努力によるところが大きいと思います。アユダンテとしても、継続してマピオン様のビジネス成長に貢献できるようGoogle アナリティクス360データの活用支援を行っていきたいと思います。
データソリューション推進統括部 統括部長
チーフ エグゼクティブ コンサルタント:山浦 直宏
ご利用いただいたサービスとプラン
「Mapion ほかモバイルアプリ」さまでご利用いただいたサービスは以下の通りです。
Google アナリティクス 360
ご利用いただいたプラン名
- Googleアナリティクス 360 Suite コンサルティングサービス
- レポーティングの自動化(BigQuery連携含む)
- 広告改善(DFP連携)