ご依頼された経緯とお客様の要望
Google アナリティクス360で取得した会員データとBigQueryにエクスポートされたWeb行動データ、そして富士フイルム様でお持ちの会員データを統合したデータ活用をご提案しました。
お客様の課題
- 富士フイルム直販ECサービスの『Fotonoma』会員のサービス利用率の向上
- 「広告」「Web」「CRM」各データの分析環境構築
- 分析結果のマーケティング施策への有効活用
施策のポイントと内容
ポイント1
Google アナリティクス360による会員行動データの取得とBigQueryエクスポートでの蓄積
『Fotonoma』会員のWeb行動データをGoogle アナリティクス360で計測し、匿名化された会員IDと共にBigQueryへエクスポート。Google アナリティクス360導入時点から過去2年に上の会員行動データを蓄積した。
ポイント2
CRMデータのLTVによるターゲットセグメントフラグの作成
保有する過去2年分のCRMデータをLTV分析し、過去の購入実績によってターゲットセグメントフラグ(ランク分け)を行い、それぞれのリストデータを作成。
ポイント3
LTV分析結果によるターゲットセグメントデータをGoogle アナリティクス360へインポート。ユーザーリストの作成。
LTV分析によって作成されたリストデータをGoogle アナリティクス360へデータインポートを実施。インポートされたデータに基づいたユーザーリストを作成しAdWordsキャンペーンへの提供を実施した。
実施した施策一覧
- Google アナリティクス360による会員データの取得
- BigQueryへのデータエクポートによるデータの蓄積
- LTV分析結果データのGoogle アナリティクス360へのデータインポート
- ユーザーリストの作成とAdWords連携によるリストの提供
施策後の成果
約1か月のキャンペーン期間の結果、通常の行動データによるユーザーリストを使ったキャンペーンに比べCRMデータを使ったリマーケティングキャンペーンはCVRで最大21.4倍、ROASでも最大13.8倍という高いパフォーマンスを出す結果となりました。
お客様の声
※日経クロストレンド掲載PR記事(2018年6月6日)からの抜粋
- 富士フイルム e戦略推進室 マネージャー 一色 昭典様
- 「もっと早くアユダンテさんと組んでおけば良かったなと思っています。我々のような課題を持っている企業は多いはずです。そうした企業が求めているのは、自分たちの事業課題を深く理解し、何をどう使うかを的確に提案してくれるパートナーです。そうしたパートナーがいなくては、いくら蓄積したデータやGoogle アナリティクス 360のようにいいツールがあっても使いこなせず、成果も出せません。」
- 富士フイルムビジネスエキスパート マーケティングコミュニケーション本部 マネージャー 五井 裕之様
- 「Google アナリティクス 360を使うと関係者間の認識のブレがなくなるという話は担当者ともよくしています。リアルタイムの数字を見て判断し、すぐに行動に移せるからです。リカバリーについても同様です。今回我々は、技術を熟知し何と何を組み合わせたら何ができるのかは理解しておく必要があると改めて実感しましたし、山浦さんのようなスペシャリストと連携すること、また、一色さんのようなクライアントに適切な判断をしてもらうことの重要性も強く感じました。」
担当スタッフ
担当コンサルタントからのコメント
Google アナリティクス360はデータ計測と集計のツールですが、実際の分析と施策への活用は、データの連携はもちろんの事、関連する組織連携と強固なチームワークがなければ実現できません。今回は、データそ組織の連携させ、まさに血管をつないで血を通わせるようなお手伝いができたことは非常に良かったと思っています。
今後も、この成果をより富士フイルム様の中で大きく展開できるように継続して支援していきたいと思います。
データソリューション推進統括部 統括部長
チーフ エグゼクティブ コンサルタント:山浦 直宏
ご利用いただいたサービスとプラン
「富士フイルム」さまでご利用いただいたサービスは以下の通りです。
Google アナリティクス 360
ご利用いただいたプラン名
- Googleアナリティクス 360 Suite コンサルティングサービス
- レポーティングの自動化(BigQuery連携含む)
- 広告改善(DFP連携)