学校法人 駿河台学園様
リニューアルで全体最適化! 新たなニーズ獲得に成功したSEO事例

100年の歴史を持つ駿台予備学校サイトのSEO事例をご紹介します。サイトが古くなってきており、情報整理を行いたい、そのタイミングでサイト全体のSEO施策も行いたいということでリニューアル時のコンサルティングをご依頼いただきました。検索ニーズ調査からサイト構造を考え、スマホでの画面を最適化し、新規コンテンツを作り、全く新たなサイトとしてローンチした結果、今まで取れていなかった”浪人生”“浪人 予備校”で2位など新たな獲得に成功しました。

ご依頼された経緯とお客様の要望

過去にあるSEOプロジェクトでご一緒された方が学校法人 駿河台学園に入社されて、DXを推進していく、そのためにまずは古くなってきているWebサイトをリニューアルするとのことでお声がけをいただきました。デザインも古く、コンテンツが重複したりUXで混乱を招いているとのことで、サイト構造から見直すこと、獲得できていないknowやdoニーズの獲得(コラム新設)、画面や技術面の最適化など全体的な施策をご提案し、採用いただきました。入試直後の2,3月が重要時期ということで約半年という短い期間でのプロジェクトを遂行しました。

お客様の課題

  • サイトを刷新してから10年弱経過しており基盤含めた見直しをしたい
  • 情報の取捨選択をし、整理をしたい
  • 一般名称キーワードでの強化
  • 1,2年先を見越した自然検索セッションの増加と安定化

施策のポイントと内容

実施した施策の中から特徴的なものについてポイントを紹介します

ポイント1
検索ニーズ調査とサイト構造設計

まずはターゲットとなるユーザーが検索するであろういくつかのシーンを想定し、ニーズを調べました(図1)。その際に検索結果の構成も調べ、どんな意図があるか、どんなページ/コンテンツが駿台予備学校サイトに必要かなどの調査も行いました。それをもとにサイトの新しい構造を設計し、どこでどのニーズの対策をするかというコンテンツ定義を行いました。予備校サイトへのニーズは特に、kow・doという「情報収集」ニーズが多く、コラムで対策すべきか、あるいは特集として持たせるべきか、検討しました。

図1

ポイント2
ヒートマップを活用した画面の最適化

サイトのターゲットは現役の高校生、浪人生と若い世代です。MFI移行もしており、ユーザー行動的にもターゲットは完全にスマホサイトです。そして、DB型サイトと違い、多種多様なニーズとコンテンツがあるサイトのため、UXが非常に重要と考えました。主要なページはすべてヒートマップツールで(図2)ユーザー行動を分析し、それをもとにワイヤーフレームを設計していきました(図3)。
主にナビゲーション周りの設計、要素の配置、どんなコンテンツを置くかの提示、関連コンテンツ同士の内部リンクなどがポイントになります。

図2
図3

ポイント3
技術面の最適化

クリティカルな技術の課題は多くはなかったのですが、使用しているCMSの制約により最適でないサイト構造になっていたり不要なページが発生していました。それらの修正と併せて重複コンテンツの整理、終了したページの処理、パフォーマンスの向上、構造化マークアップ支援などを行いました。

実施した施策一覧

  • サイト診断・SEO設計
  • headタグリスト作成
  • テンプレート設計/コンテンツ設計
  • 技術コンサルティング
  • リリース前後モニタリング

施策後の成果

スケジュール優先であったため、すべてのSEO要件が実装できていないにも関わらず、早くも重要キーワードでの順位上昇が見られています。

●順位上昇(2021年11月1日 / 2022年5月1日)

  • www2.sundai.ac.jp(本体サイト)
    「浪人」:圏外→2位
    「浪人 予備校」:30位→3位
DemandMetricsの順位キャプチャ(図4)
  • pr.sundai.ac.jp(大学別情報サイト)
    「東京大学 塾」:37位→7位
    「東大 予備校」:18位→6位
DemandMetricsの順位キャプチャ(図5)

ユーザビリティ向上

例えば「高卒生/浪人生」という新規/既存両方のユーザーが利用するページにおいて、特に新規ユーザーにニーズのある費用情報をわかりやすく設置、高い熟読率を獲得(図6)。直帰率も10%近く改善した。

図6

お客様の声

弊社にお声掛け頂いた経緯と、ご発注いただいた決め手をお聞かせください。
SEOを主軸にしたリニューアルをすることになり、前職で依頼実績がありアユダンテ様の仕事には信頼しかなかったので、まずお声がけをしました。チームで検討するフェーズが必要だったためコンペ形式になりましたが、以下3点の要因が魅力でアユダンテ様にご依頼が決まりました。
  • 一過性のテクニックに留まらず、SEOの本質的な部分を見られている施策への信頼感
  • サーバ設定やCMSに難解なブラックボックスが多数存在していたので、その点にも手を入れられる技術サポート力
  • チーム体制。日本有数のSEO知見を持たれている江沢様と、江沢様と意思疎通をスムーズにしながらフットワーク軽く動いてくださる宮下様、藤原様のチーム体制も大きな魅力でした。
施策内容やプロジェクト中のサポートの感想や評価をお聞かせください。
施策内容は信頼していた通りの品質でした。コンサルの方が柔らかく弊社の悩みやニーズを汲み取り、時に江沢様と相談され、時には技術チームの知見を活かして正確な回答をくださり、非常に助かりました。以前はもう少しドライな印象でしたが、今回は「ちょっとまとまっていないのですが・・」といった相談にも根気よく付き合っていただき、非常にホスピタリティ溢れるサポートを頂きました。
効果についての感想や評価をお聞かせください。
かなりの順位上昇に社内でも驚いています。特に予備校において「浪人生」というキーワードの圏外からのランクインはブランド価値としても計り知れないものがあると思っています。
キーワード順位だけでなく、SEOを起点に情報整理していただいたことで、サイト内の情報混乱が解消され、代わりに、校舎⇔講座(商品)(どの校舎で、何の講座が受けられるのか? その逆も)のリンクが張り巡らされ、検討者がスムーズに回遊できるサイトが出来上がりました。
まだまだ完成ではないので、継続的な伴走をいただきたいと思っています。

ご依頼いただいたサイトURL:https://www2.sundai.ac.jp/
*大学別ページはpr.サブドメイン

(左)学校法人 駿河台学園 駿台予備学校 事業企画室 Web戦略担当 課長 中谷 周平様
(右)SEOコンサルタント 宮下

担当スタッフ

担当スタッフからのコメント

ご担当の中谷様と密に連絡を取り、双方の疑問がクリアになった状態で進めることができたので、非常に細かいところまで意見・提案をさせていただくことができました。SEOに限らず、デザインの刷新、CV周りの最適化、UX改善とリニューアルで注力しなければいけない観点が多くあり、また半年という短期決戦であったにも関わらず、既に順位上昇が見られるのは各部門の皆様が奔走され尽力いただいたことで実現できたものと思っています。勝負期のリリースが最優先であったため、まだ全ての要件は実装できていません。今後も継続的に並走する形で引き続きサポートさせていただければと思います。

SEOコンサルタント:宮下 真菜

ご利用いただいたサービスとプラン

「学校法人 駿河台学園」さまの施策でご利用いただいたサービスおよびプランは以下の通りです。

SEOコンサルティング

ご利用いただいたプラン名

  1. リニューアル時のSEO+システムコンサルティング

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