Google AdWordsで、拡張テキスト広告が始まった! どうなるの? こう書くの!?
2016年09月15日
ライター:河野 芽久美
  1. Google AdWordsの発表
  2. 拡張テキスト広告、どうなるの?
  3. 表示用URLの変更点
  4. テキストスタイルの変更点
  5. 拡張テキスト広告、どう書くの!?
  6. 各媒体の広告文の文字数(バイト数)一覧

Google AdWordsの発表

運用型広告の進化は目覚しく、特にディスプレイ広告の新しいプロダクトは続々と誕生していますが、ことリスティング広告については、便利な新機能が追加されることがあっても、新しいプロダクトというほどのものは……、という印象でした。しかし、この5月にGoogle Performance Summitにて発表された幾つかの新機能には、運用者としてとても興味深く感じるものがありました。

Google AdWords 公式ブログ:年に一度の Google Performance Summit にて新機能の発表 2016年版

中でも私が非常に注目し、喜ばしいと感じた新機能は「拡張テキスト広告」。
すでに7月からこの新機能は利用できるようになっておりますが、もうお使いになられていますでしょうか。

拡張テキスト広告、どうなるの?

拡張テキスト広告は、表示URLの自動識別&パスを個別に2枠設定できることと、従来の広告文のスタイル変更&文字数が増える、というもの。
もう開始されている機能なので、おさらいとして、まとめてみました。

表示用URLの変更点

従来の表示用URLは、
半角35文字で、サイトのドメインを設定されることが多い。
※その他は、Googleの広告掲載ポリシーに準じます。
拡張テキスト広告の表示用URLは、
最終URLのドメイン(サブドメインが含まれる場合、それも含む)と、
半角15文字まで指定できる2つのパスが設定できる。
パスは省略可能

と、「パス」を手動で追記設定することが可能となりました。
それって、どういうことかというと、、、

表示用URLの拡張

従来のテキスト広告と、拡張テキスト広告を、比較する為に、架空の広告文を作成してみました。

従来の表示用URLでは、シンプルなサイトのドメインが表示されておりますが、拡張テキスト広告では、最終URLから引っ張ってきたURLにプラスして、任意で2枠のテキストが設定できています。見ていただくとわかるように、日本語で設定することができるので、サイトの特徴やランディングページのカテゴリなどを伝えやすくなっています。利用するユーザーにとっても、便利な機能ではないでしょうか。

注意するべきことと感じているのは、設定できるからといって、あまり盛りすぎてしまうと「クドい」と思われてしまうかも、という点。下部で述べますが、拡張テキスト広告により、文字数が増え、訴求ポイントも追加することができるようになりますので、更に追記する必要性を十分に考えるべきではないかと考えます。もし、必要がないと思われる場合は、設定しない勇気をもつことも大切かもしれませんね。

それでは次に、拡張テキスト広告の、広告文の変更点について。

テキストスタイルの変更点

従来のテキスト広告文はMAXで
全角15文字(日本などの一部の国のみの仕様)のタイトルが1本
全角19文字の広告文が2本 計38文字
合計:全角53文字で構成
拡張テキスト広告文はMAXで
全角15文字のタイトルが2本 計30文字
全角40文字の広告文が1本
合計:全角70文字で構成

と17文字多く、クライアントの魅力・訴求を広告文内でより多くお伝えすることができるようになりました。これは素晴らしい!

では、どのようにかわるのか!?

テキスト広告文の拡張

例えば「ネットスーパー」のような、サービス自体の文字数が長めの場合、今までタイトルに苦戦した方も多かったのではないでしょうか。社名が長い場合も当てはまりますね。

仮に訴求は広告文に入れたとして、今までは、タイトルが「ネットスーパー/公式」「ネットスーパーなら」「ネットスーパーの(店舗名)」といった代わり映えのしないものが並んでいるのが実状でした。これは致し方ないことだと思っていましたが、今回の拡張テキスト広告により、間違いなくタイトルバリエーションが増え、ユーザーに与える印象も変ります。クライアントの特性を、より強調してタイトルに落とし込めるようになり、検索ユーザーに対し、アピールしたい利点を明確にお伝えできるようになりますね。本当に嬉しい新機能です!

また、もちろん見え方も変ります。モバイルの方が顕著ですが、画面の占有面積もグンと増えます。上記の例には記載していませんが、上位表示された際に表示される「サイトリンクオプション」や「コールアウトオプション」、「構造化スニペット」もきちんと設定していれば、次の広告の表示位置は下がり、モバイルのファーストビューはクライアントの広告で、ほぼ占有することができます。たった17文字ではありますが、1行追加されることの大きさを感じられるでしょう。

※「構造化スニペット」については、弊社・仙葉がコラムにまとめていますので、ご参照ください。

『構造化スニペットオプションを設定してみた』 by 仙葉 千尋

拡張テキスト広告、どう書くの!?

ではでは、この長くなったテキスト広告、どう書いていけばよいのでしょう。

今までの15・19・19 のスタイルに慣れていると、たかだか17文字を加えるだけのこと、と思いつつ、されど17文字。筆がノるまで少しの時間を要するかもしれません。しかし、要は慣れの問題ではないでしょうか。

慣れ、、、とはまた漠然としておりますが、例えば、今まで広告文に入れていた、ユーザーに一番伝えたい訴求をタイトルに持ってきた時に、次にユーザーのメリットとなること、もしくは、クライアントのアピールポイントを見つけ出し、テンポ良く読めるように、文字制限以内に文をまとめる、その作業に慣れていくことに尽きると、私は感じております。

始めて広告文を書かれた時は、「何を訴求とすれば良いか」「どの部分をそぎ落としたら良いか」「読み手のテンポ、とは何か」など、いろいろと悩まれたのではないでしょうか。文章を書いたことがある人にとっても、特に、短い文を書くことは難しく、文字制限がある場合は尚のこと。そんな難しい事であっても、何本も書いていくことで、ポイントを見つけ出す目が磨かれ、まとめる力が付き、テンポが身にしみてくるもの。それがまさに「慣れ」だと思うのです。

例えばです。タイトル1には検索語句に近しいサービス名や社名を記し、広告文で謳っていた第一に訴求したいポイントをタイトル2に昇格させたとします。そしたら、広告文の2本目で伝えていた訴求を、更に理解しやすく膨らませるか、あるいは、第三の訴求を見つけ出し、まとめ、微調整を加えながら40文字に収めていく。そんな作業の100本ノックを行ってみてはいかがでしょうか。

あるいは、広告文は文字数制限がある為、体言止めで書かれているものがほとんどですが、口語体にしてみることで、ユーザーの受けが変る可能性も大きいでしょう。「WEB」の「広告」となると、文章まで読んでいない、と思っている方も少なくないと思いますが、せっかく、こんな素敵な新機能が追加されたのですから、「モノは試し」とやってみる価値は大いにあると思っています。

ただ、ちょっとした懸念点を述べるとしたら、今までは、Google AdWordsとYahoo! スポンサードサーチ共に、同じ広告文字数だったので、1つの広告文を作成したら、2つの媒体に転用できましたが、この拡張テキスト広告を使うことで出来なくなる点、でしょうか。効率的に広告文が作れなくなるから、従来のスタイルのままでしばらく様子を見る、という選択をされる方もいるかもしれません。

しかし、広告文はクライアントと検索ユーザーを繋げる為の必要不可欠なトビラ。欲しい商品、知りたい情報等、ユーザーが検索した時にしか現れない一つのきっかけに過ぎないものかもしれませんが、そこでグッと興味を持ってもらえるか、スルーされるか、広告を扱う者にとって大きな勝負どころ! ではないでしょうか。

実際、我々の実績として、CTRが3~4%程度だったものが、20%前後にUPし、推移している例もあり、この拡張テキスト広告が持つ効果というものを実感しています。フル活用していけば、クライアントの魅力をしっかりとユーザーに伝えていけるようになると、少しワクワク。これからも広告文の作成に精進していきたいと思っております。

最後に、今まで使った広告プロダクトの文字数をまとめてみましたので、ド忘れの際にお使いいただけると幸いです。

各媒体の広告文の文字数(バイト数)一覧

広告文の文字数一覧(MAX値)

タイトル1 タイトル2 広告文1 広告文2
Google AdWords 通常 全角15文字 ‐ 全角19文字 全角19文字
拡張 全角15文字 全角15文字 全角40文字 ‐
Yahoo! スポンサードサーチ 通常 全角15文字 ‐ 全角19文字 全角19文字
拡張 Coming Soon Maybe!
(おそらく今年中!?)
Yahoo! インフィード広告 通常 全角20文字 ‐ 全角90文字
(39文字まで表示)
備考
画像・社名が必須
Remora Listing 通常 30~80バイト ‐ 100~150バイト ‐
ショート 30バイト ‐ 68バイト ‐
短いタイトル 長いタイトル 広告文 備考
Google AdWords レスポンシブ 全角12文字 全角45文字 全角45文字 ※画像・社名が必須

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この記事を書いた人
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河野 芽久美
ブランド・イノベーション・リード/シニアコンサルタント
自動車雑誌などのライター、WEBの有料コンテンツ制作を経て、2008年から広告運用の道へ。ストレングスファインダーのTOPは「分析思考」。データ大好き。ただ、データだけを正とするのではなく、その奥に見え隠れする何かをキャッチできるよう、日々是精進。今の楽しみは、スマホでお料理やお花、空などの写真を撮ること。Googleマップの投稿閲覧回数は1000万回を突破!
登壇実績: SEM ohenro茶屋 Vol.2
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