7月6日にアユダンテ オンラインセミナーの第二弾、「初心者向け ネット広告の効果測定講座 -データポータルの実例解説付き」を開催しました。
セミナー中はZoomのQ&A機能を活かしてリアルタイムで宮里と田中が皆さんのご質問に回答していましたので、その内容を一部ご紹介します。
ZoomのリアルタイムQ&A
●質問1 ROASの設定方法
「自社にとって適切なROASの設定方法についてお聞きしたいです。
売り上げのうち、何%が広告由来かわからない場合は5%など仮決めして計算すべきなのでしょうか。
それとも総売上で計算すべきでしょうか?初心者ですので細かく教えていただけますと幸いです。」
回答 ~ SEMコンサルタント 宮里 茉莉奈
まずは、広告媒体およびGoogleアナリティクスでCVを
把握できるようにすることからはじめるのはいかがでしょうか。
もし、広告経由のCV件数がわかっているのであれば、1CVあたりの平均的な売上を出し、CV数×平均売上=売上を出します。
そして「売上÷広告費」で現状のROASを仮で出し目標などに設定をしていくのはいかがでしょうか。
①コンバージョンを設定する
広告経由のコンバージョンの件数がわかっていない場合には、
まずは広告媒体でコンバージョンを設定、Googleアナリティクスで目標を設定することからはじめます。
あくまでもデジタルの範囲ではありますが、Webサイト全体のコンバージョンの件数が計測できるようになります。
Googleアナリティクスを見ることで、全体のコンバージョンの件数のうち何%が広告由来かも確認できるはずです。
広告経由のCVの数がわかった後、社内のデータを使い1CVあたりの平均的な売上を調べてみてください。
その値によって広告経由の売上が出せるので、その値を使って以下のようにROASを算出できます。
広告経由の売上÷広告費=ROAS
②コンバージョン値を設定する
広告媒体のコンバージョンに、コンバージョン値と呼ばれる
コンバージョンの金銭的価値も含めて設定できればなお良いです。
これによりROASを目標値として設定する入札戦略を行うことも可能になります。
コンバージョンの値は固定の値を入れることもできれば、動的に異なる値を入れる設定も可能です。
例えば、コンバージョンAとコンバージョンBでは金銭的価値が異なる場合(資料請求と問い合わせ、購入された商品など)
それぞれ異なる売上値を入れることにより金額に差をつけることもできます。
●質問2 連携アカウント
「スプレッドシートとの連携は同じGoogleアカウントである必要があるのでしょうか?」
回答 ~ デジタルマーケティングエンジニア 田中 真祐
Googleスプレッドシートへのアクセス権はデータポータルのアカウントに紐づいているので、接続するには同じアカウントである必要があります。
ただし、データを共有することでデータポータルを別のアカウントに接続することが可能です。
実際にアカウントBで作成したスプレッドシートデータを、アカウントAのデータポータルへ接続してみます。
①【アカウントB】GoogleデータポータルにてアカウントAで表示させたいスプレッドシートデータを追加
②【アカウントB】追加したデータの右側の設定ボタン>共有から、アカウントAに編集権限を付ける
③【アカウントA】共有アイテム>データソースに該当データが追加されている
Googleのヘルプにも記載がありますので、よろしければご参照ください。
https://support.google.com/datastudio/answer/9282646?hl=ja
セミナーのダイジェスト動画
当日セミナーを見逃した方はAyudanteのYouTubeチャネルで以下のダイジェスト動画をご覧いただけます。
① 【広告の基礎】広告を出稿する目的と効果測定の考え方
② 【広告の基礎】指標の整理と評価の仕方
③ 【広告の基礎】広告のデータをGoogleデータポータルで見る
次回のオンラインセミナー
次回はtableauやデータポータルなどのBIツールのオンラインセミナーを実施予定です。
また詳細決まりましたらブログ、SNSにて告知いたします!
またアユダンテでは今回のオンラインセミナーのダイジェスト動画を始め、他にも役立つ動画を公開するYouTubeチャンネルを立ち上げました。
SEO、広告、アナリティクス、ビジュアライズなど各チームのコンサルタントがデジタルマーケティングに関する様々なテーマで情報を発信していく予定です。
宜しければご覧ください。