【実例付き】ディスプレイ広告の画像サイズと実績まとめ2018~YDN編
2018年07月5日
ライター:河野 芽久美

運用型広告の昨今といえば、自動化についての数々の更新に注目されがちですが、設定するべきアイテムのレギュレーションも、実は変化しています。

例えば、YDNディスプレイ広告の画像サイズなど2017年に変更されているのですが、知っていても細かく覚えているのは大変で、結局設定する時にちょっと調べて、「そうだった、そうだった。」となる。
その後、再度設定する際、「あれって、どうだったっけ?」となって、前回設定した時のメモなどを取り出し、「そうだった、そうだった。」。メモが見つかればいいけれど、また最初から調べなおして、、、と手こずったりしてはいないでしょうか。

私は、このパターンが多く、また、Google、YDN、Facebook、Instagram、など、ディスプレイ広告を実施する媒体も増えてきたことで、よく慌てます。

そこでこのコラムで、各媒体の静止画でのディスプレイ広告における2018年の画像サイズのレギュレーションと、設定できるタイプ/サイズ別の実績をまとめてみたいと思います。

今回はまず、YDN(Yahoo Display Network)から始めます。

  1. YDNのディスプレイ広告配信タイプ
  2. YDNのターゲティングとインフィード広告の違い
  3. YDNに設定できる画像サイズ一覧
  4. YDN配信タイプ別の実績例
  5. YDN配信サイズ別の実績例
  6. YDNのまとめ

YDNのディスプレイ広告配信タイプ

2018年6月の時点で、選べる掲載方式は4つ。

キャンペーン新規作成画面

この中で、よく使う、運用型のディスプレイ広告は、

  • ターゲティング
  • インフィード広告
  • 動画広告

の3点ですが、動画広告については、また別の機会にまとめようと思いますので、このコラムでは「ターゲティング」と「インフィード広告」について記していきます。

YDNのターゲティングとインフィード広告の違い

ターゲティングでの配信は、PC・スマホ・タブレットの全てのデバイスに配信が可能で、YahooのTOPページをはじめ、カテゴリーページなどのYahooの配下を中心に配信されます。もちろんYahoo配下だけではなく、優良なパートナー面にも配信されますので、出稿する商材によって、プレースメントの設定も選択肢が広がっています。

Yahooトップ画面

Yahooトップ画面_s

配信面は、上記画像の黄色い部分など。

一方、インフィード広告は、配信されるデバイスが、スマートフォンとタブレットに限定されます。スマートフォンのTOPにも表示されますが、ターゲットと違うのは、プロダクト名の通り、コンテンツを紹介しているフィードの中に紛れるように広告が配信され、画像のみの広告は存在せず、必ず、テキストと画像のセットで配信されます。

Yahooトップ画面_if Yahooトップ画面_if2

Yahooのスマートデバイストップ画面のみならず、Yahooネットワークにおけるフィード面にも掲載されます。

YDNに設定できる画像サイズ一覧

まず、YDNは画像とテキスト広告の設定方法が異なります。
YDNでは、画像はツール一覧の画像ファイル管理から、あらかじめ登録しておく必要があります。

ツール一覧2

ちなみに、テキスト広告は、他媒体同様、広告作成時に設定をする方式なので、エクセル等で文字数を整えておく程度で、準備完了です。

YDNで登録できる画像のサイズは、8(11)サイズ

画像サイズ一覧

この中で、PCにもスマートフォンにも設定できるサイズは、
ディスプレイのみの600×500(300×250)
テンプレート/レスポンシブ形式の300×300・1200×628
の3種類。

また、ディスプレイ形式の画像は、従来のバナー広告と呼ばれるもので、テキストや行動を促すフレーズが画像内にあるものとなります。

一方、テンプレート/レスポンシブ形式の画像は、画像内には多くのテキスト情報を入れず、テキスト広告文が外付けされる作りとなります。タイトルと説明文が付く分、バナー広告では訴求ができなかった情報量を広告配信することができます。
同時に、同じ画像でも、異なる訴求を盛り込んだ複数の広告文を配信できるため、広告の幅は広がると考えます。

また、レスポンシブ形式の広告は、通常のディスプレイ形式の面にも、フィード面にも掲載され、その名の通り、各種サイズに自動的に対応してくれる便利な形式とも言えます。

ここで考えるのが、この8種類全ての画像を作成する必要があるのか、ということ。
あるいは、この画像の配信別やサイズ別に効果が高いものはあるの? なんていうことも、疑問に思うのではないでしょうか。

YDN配信タイプ別の実績例

そこで、昨年の配信実績値となりますが、まずは配信タイプ別の実績から。

広告タイプの実績値

実数は掲載できませんが、合計値から割合をだしてみたところ、レスポンシブ広告が表示回数、費用、CV数が多いことがわかりました。

各指標は平均値を1としてそれより高い、低いで確認したところ、CTRは全体平均より低く、CTRは全体平均より高いことも現れています。

しかしながら、ディスプレイ広告から生まれるCV数の約半分がレスポンシブ広告からおきています。

もちろん、配信設定やターゲティングの内容によって、ディスプレイ広告の効果・効率は大きく左右されるものですので、一概に、全てのレスポンシブ広告に同様の効果が上がるとはいえませんが、やはり外付けされた十分な訴求をユーザーに届けることができるため、効果が良いといえるのではないでしょうか。

では、同じレスポンシブ形式の広告でも、通常のディスプレイ枠とインフィード枠では、どのような差が生まれるか見てみましょう。

掲載方式の実績値

通常のディスプレイ枠の方が、CTRは高くCPCも低いことが見て取れますが、インフィードのCV数はディスプレイ枠とそれほど差はなく、CVRはインフィードの方が高いことがわかりました。

費用とCV数の対比でみてみると、獲得効率はインフィードの方が高いといえ、効果が高いと考えられるレスポンシブ広告の中でも、インフィードは一定の効果が得られると考えられる結果だと思います。

YDN配信サイズ別の実績例

最後にサイズ毎の実績を見てみましょう。

画像サイズの実績値

上記の実績は、配信方法を無視したサイズのみを抽出した傾向値となります。
CV数の獲得順に並んでおりますが、やはり、レスポンシブ形式の2サイズの広告画像が上位にあり、画像を含まないテキストのみの広告もCVの獲得数が高いことが見て取れました。

画像に特化してみると、

  • 1200×628:レスポンシブ(PC/スマホ)
  • 300×300:レスポンシブ(PC/スマホ)
  • 300×250(600×500): PC/スマホ

この3サイズで6割の表示、5.5割の流入、7割のコンバージョン数を獲得していることがわかります。すなわち、この3サイズは画像作成が必須と言っていいでしょう。

その他、320×50(640×100)はスマートフォンのみに設定可能なサイズですが、こだわりのバナーが作れるのであれば、作ってもよいかもしれません。

その他の画像についても、レスポンシブ形式の広告が様々なサイズに転化されて配信されているので、コストをかけて作らなくても良いのでは⁉ と私は考えています。

YDNのまとめ

この実績を伴う数値の結果は、YDNを実施している広告の一部を切り出したものですので、「これが答えだ!」というものではありません。
実際、今、進行形で掲載をしている広告の実績と比べると、サイズ別の傾向は大きく外れていませんが、インフィードのCTRが通常のディスプレイに比べて400%近く高い結果になっているものもあります。

広告の掲載結果や獲得効率は、商材や対象ユーザー、設定しているターゲットの範囲によっても結果は異なるため、この結果は参考程度にしかならないと考えますが、もし、初めてのYDN設定であったり、作成する画像サイズに悩まれたりされているのならば、ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

次回は、Google AdWordsの画像についてまとめていこうと思います。

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この記事を書いた人
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河野 芽久美
シニアデジタル広告コンサルタント
自動車雑誌のライター、課金コンテンツ制作を経て広告運用の道へ。お客様の広告運用やレポ―ティングだけでなく、チーム内部のファイナンスを含む業務効率化、職務環境改善にも取り組む。得意分野は「求人」「不動産」「総合通販」。趣味は美味しいモノを食べること。
登壇実績: SEM ohenro茶屋 Vol.2(https://shift-web.co.jp/semohenro/)
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