Kindleストアで本日発売

「Googleタグマネージャ」について解説した、初心者向けの入門本です。

本コラムでもたびたびGoogleタグマネージャの記事にて紹介や機能追加情報などを取り上げていましたが、2012年生まれのツールですのでまだ歴史も浅く、正直なところ使ってみようとしても情報が少なく、勉強がし辛い状況でした。実際、入門書などの本もいまだ存在していませんでした。
そこで今までもSEOの教本などを始めとして弊社と本を出していただいているインプレスさまに協力いただき、電子書籍として、「Googleタグマネージャを使い始めるための解説」をまとめた入門本を作ることができました。

• 「最近Googleタグマネージャって名前よく聞くけど何？」
• 「使ってみたいんだけどヘルプとか見てもいまいちよくわからない」
• 「導入するには、具体的にどうすればいいんだろう」

そういう初心者な方々向けの内容となっています。
何気に日本初のGTMの入門本です。ちなみに検索してみたところどうやら英語の書籍は存在しているようでしたので、世界初ではありませんでした。

購入方法ですが、Kindleストアで発売されました。電子書籍ですので、Kindle端末（PaperwhiteやVoyage、Fireなど）やスマホ、タブレットなどから読めるようになります。

2014/11/12 追記： 現在はKindleストア以外にも、楽天kobo、Googleイーブックス、iBook Store、インプレスでもご購入いただけます。PC上で読むことのできるストアもありますので、ご参考ください。
2015/6/2 追記： 増補版の発売に伴い、現在は本記事で紹介している旧版は発売を停止しております。

ちょっとだけ中身を紹介

実際の書籍の中身は、こんな感じになっています。

よくある「設定事例集」的なものではなく、基本を学ぶための内容となっています。
「そもそもどういうツールなのか」から始まって、導入作業の流れについてや実際のタグの設定方法などを取り上げています。

取り上げているタグの解説については、ユニバーサルアナリティクスを中心にしています。
昨今は無償ユーザーであればすでに自動的にユニバーサルアナリティクスへアカウントが移行済みになっていますので、Webサイトに埋め込んでいるタグのユニバーサルアナリティクスへの移行が求められている状況です。それもあり、本書では従来のGoogleアナリティクス（ga.js）ではなく、需要の多いユニバーサルアナリティクス（analytics.js）のタグを取り上げています。

また、画面図や設定方法などについては、Googleタグマネージャの新しいUIを基準にしています。
実はこの新しいUIは先日公開されまして、現在、ログイン直後のアカウントリストの画面から見ることができるようになっています。新UIについて、詳しいことは後日別記事として紹介させていただくつもりですが、アカウントリストの右上の方に「Try new UI」というリンクを押すと新しいUIに切り替えることができます。ただ、今現在ではこの新UIが試せるのは、この新UIに切り替えた後に作成したアカウントのみが対象となっていますので、すでにGoogleタグマネージャを使っている方はチラ見程度に参考にしてください。
なお、公式の発表によると「In January 2015, all users will have their accounts and containers migrated to the new interface, after which the old interface will no longer be available.」とありますので、2015年1月に現在のUIから新しいUIに切り替わる計画のようです。

特徴をまとめると、以下のようになっています。

• 「コピペでOK」の設定集ではなく、「理解するための解説」をした入門本
• タグはユニバーサルアナリティクスを中心に説明
• 画面や手順は2015年1月以降の新しいUIで解説

目次

最後に本書の目次を掲載しますので、参考にしてみてください。

【第1章　Googleタグマネージャを知ろう】

1. Googleタグマネージャとは
2. 対応しているタグとしていないタグを知る
3. Googleタグマネージャを導入する前に考えておくべきこと

【第2章　Googleタグマネージャを導入しよう】

1. Googleタグマネージャを導入する流れ
2. Googleタグマネージャのアカウントを作成する
3. GoogleタグマネージャのタグをHTMLに追加する
4. Googleタグマネージャの管理画面を知ろう
5. 三大要素「タグ」「トリガー」「変数」を知る
6. 「プレビュー」と「公開」の流れを知る

【第3章　主要なタグを設定して登録しよう】

1. Googleアナリティクスの基本タグを設定する
2. 複数ドメインでのドラッキングを設定する
3. 仮想URLのページビュー計測タグを設定する
4. イベント計測タグを設定する
5. カスタムディメンション／指標を設定する
6. Eコマースタグを設定する
7. Google AdWordsのコンバージョンタグを設定する
8. Google AdWordsのリマーケティングタグを設定する
9. カスタムHTMLタグでYahoo! プロモーション広告を設定する

【第4章 目的に合わせた配信トリガーを作成しよう】

1. 特定のページのみに配信する
2. 特定のディレクトリ以下のページに配信する
3. 特定のドメインのページにのみ配信する
4. クエリに任意の値が入っているときに配信する
5. 複数のトリガーを組み合わせる
6. 正規表現で細かな条件を設定する
7. JavaScriptから任意のタイミングで配信する
8. リンクがクリックされたときに配信する

【第5章 変数でさまざまなデータを取得しよう】

1. ページ内にあるテキストを参照する
2. JavaScript変数の値を参照する
3. Cookieの値を参照する
4. ルックアップテーブルで状況ごとの値を取得する
5. GoogleタグマネージャにJavaScriptからデータを渡す
6. カスタムJavaScriptで値の算出や取得を行う

【第6章 タグマネジメント実践ケーススタディ】

1. リンクのクリックをGoogleアナリティクスのイベントとして識別する
2. 購入金額をコンバージョンの値として取得して送信する
3. 会員か非会員かの情報をカスタムディメンションに出力する

【付録】

1. 配信したタグの実際の値を調べるには？
2. もしも公開した設定内容に誤りがあった場合は？

お読みいただいた方のレビュー、書評

ありがとうございます！

• Googleタグマネージャー唯一の解説書が電子書籍で登場（カグア！Googleアナリティクス解説Blogさま）