『新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則。』が出ました。
2012年09月14日
ライター:寳 洋平

本日2012 年9月14日、『新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則。』(株式会社インプレスジャパン)が発売されました。著者の一人として参加した経緯と、どんな方に読んでいただきたいかをまとめます。

新しい「紫本」として

この本は『SEM 検索連動型キーワード広告 新・100の法則』の4年半ぶりの改訂版です。
著者は前書から引き続き、株式会社ベンチャーリパブリックの岡本典子さん、齊藤康祐さん。そして私・寳洋平が、大内範行さん(現・グーグル株式会社)からバトンを引き継ぎました。

2008年に前書が出版されたとき、大内範行さんがご自身のブログで紹介された記事はこちら。
「SEM 検索連動型キーワード広告 新100の法則」を出しました(オオウチコム)

前書と本書の図。左が前書、右が本書です。

表紙の色は紫です。前書は通称「紫本」と呼ばれ、2008年の出版以来、長く読まれつづけてきた背景があります。紫本を通じて「リスティング広告を本格的に学んだ」、「のめりこんだ」、なかには「自分の道を決めた」という話をお聞きしたこともあります。
今回の改訂版が、新しい「紫本」として親しまれ、手元に長く置いておかれる本になるのを願っています。鮮やかなダリアの花がワンポイントになっているのが、新しいほうです。
担当編集者の西倫英さん(株式会社インプレスジャパン)によれば、社内で同時期に他の書籍で紫の表紙を使うことが検討されるなか、今回の改訂版の表紙の紫を「死守」したそうです。編集者としての西さんの確かな判断に、深く共感します。

リスティング広告の「現場」の人間による、現場の本

この本は、リスティング広告をこれからはじめる方、今まさしく「現場」で携わっている方に役立つことを目指して書かれています。同時に、何らかの理由で「しばらくリスティング広告の現場を離れている方」にも適しているように思います。
なぜならこの本には、岡本さん、齊藤さん、寳も含めて、リスティング広告の「現場」の人間の経験がつまっているからです。現場でしぼり出された血と汗まじりの「知恵」を法則としてまとめているのが、この本の強みです。

ご存じのように、リスティング広告を取り巻く環境は、ここ数年のあいだに大きく変わりました。昔はリスティング広告担当だったけれど今は別の仕事に取り組んでいる、あるいは現場を管理する立場になっているという方も、リスティングの現場を再訪する感覚でこの本を手にとっていただければ幸いです。今のリスティング広告の面白さ、深さを改めて実感いただけると思います。

『新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則。』のとある1ページ

内容

新版 SEM:リスティング広告 新・100の法則。

  • 序章
  • 第1章 リスティング広告の基本を理解する法則
  • 第2章 ターゲットを正確に絞り込むキーワードの法則
  • 第3章 良質なクリックを集める広告テキストの法則
  • 第4章 コンバージョンにつなげるランディングページの法則
  • 第5章 品質とコンバージョンを高めて運用する法則
  • 第6章 ディスプレイネットワーク広告で幅広いサイトに配信する法則
  • 第7章 リターゲティング広告で見込み顧客を取り込む法則
  • 第8章 スマートフォン向けのモバイル広告を極める法則
  • 第9章 Googleアナリティクスで高度な分析を行う法則

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