データポータルのGAコネクタでGA4に接続してレポートを作成するメリットとディメンション・指標一覧
2022年01月20日
ライター:土屋 英恵

データポータルのGoogleアナリティクスコネクタでGoogleアナリティクス4プロパティ(以下GA4)に接続できるようになり約1年が経過しました。
当初は用意されているフィールドが非常に少なかったものの、徐々に追加され、2021年10月にはeコマース関連フィールドが追加されたことで、主要なディメンション・指標が出そろいました。
以前はデータポータルでGA4のレポートを作成するにはBigQueryを使用しないと不十分という印象でしたが、現在は直接接続した場合でも十分にGA4のレポートが作成できるようになったと感じます。

本記事では、データポータルのGoogleアナリティクスコネクタでGA4に接続してレポートを作成するメリットや、ディメンション・指標の一覧、注意点についてお伝えします。

1.データポータルでGA4のレポートを作成するメリット

はじめに、GA4の標準レポートや探索レポートではなく、データポータルでGA4のレポートを作成するメリットをお伝えします。

柔軟な表現によるレポートを簡単に作成・共有できる

GA4にはユニバーサルアナリティクス(以下UA)にあるカスタムレポート機能がありません。代替機能として「探索」レポートがありますが、最初に設定した日付が固定される(都度編集は可能)、表示可能な行数が500行まで、共有したユーザーによる編集ができないといった機能の制限があります。標準レポートをカスタマイズできる機能もありますが、GA4の編集者権限が必要となり、表現も限られます。
データポータルの場合、レポートの編集者権限があれば柔軟な表現でカスタマイズしたレポートを作成・共有することができます。また、計算フィールドを使用してディメンションや指標を追加することもできます。

フィルターや権限によるデータのコントロールが可能

GA4にはUAと違いビューが存在しないため、ビューのフィルターで表示するデータを分けたり、ビューごとに権限を付与するアカウントを分けるという運用ができません。
データポータルの場合、レポートやページごとにフィルター条件を分けたり、レポートごとにアカウントの権限を分けたりすることができます。また、GA4に権限がないユーザーにもレポートの編集・閲覧権限を付与することができます。

データ保持期間の影響を受けない

GA4では無料版が最大14か月、360版が最大50か月のデータ保持期間を設定できます。「探索」レポートではこのデータ保持期間を過ぎたデータを使用することはできません(標準レポートはこの影響を受けません)。
データポータルに接続した場合のデータは、保持期間に関わらず使用できるため、昨対比を表示したいといった場合にも利用できます。

2.GA4のデータソースに用意されているディメンション・指標一覧

※2022年1月時点の情報です。

カテゴリ

ディメンション(全85種)

指標(全40種)

ユーザー

  • ユーザー ID でログイン済み
  • ユーザー名
  • 年齢
  • 性別
  • インタレスト カテゴリ
  • 最初のセッションの日付
  • ユーザー エンゲージメント
  • 新しいユーザー
  • 利用ユーザー
  • ユーザーの合計数
  • 1 日のアクティブ ユーザー
  • 28 日間のアクティブ ユーザー数
  • 7 日間のアクティブ ユーザー

プラットフォーム /
デバイス

  • App version
  • ストリーム ID
  • ストリーム名
  • OS のバージョン
  • オペレーティング システム
  • オペレーティング システム
    (バージョンあり)
  • デバイス
  • デバイス カテゴリ
  • デバイスのブランド
  • デバイスモデル
  • モバイルモデル
  • ブラウザ
  • プラットフォーム
  • 画面の解像度

集客

  • ユーザーのキャンペーン
  • ユーザー – Google 広告の
    広告グループ ID
  • ユーザー – Google 広告の
    広告グループ名
  • ユーザー – Google 広告の
    広告ネットワークタイプ
  • ユーザーのメディア
  • ユーザーの参照元
  • セッション キャンペーン
  • セッションのデフォルト
    チャネル グループ
  • セッション – Google 広告の
    広告グループ ID
  • セッション メディア
  • セッション参照元
  • 参照元プラットフォーム
  • キャンペーン
  • キャンペーン ID
  • メディア
  • 参照元
  • Google 広告のアカウント名
  • Google 広告の広告グループ ID
  • Google 広告の広告グループ名
  • Google 広告の
    広告ネットワーク タイプ

イベント /
セッション

  • イベント名
  • コンバージョン イベント
  • イベントの値
  • イベント収益
  • イベント数
  • コンバージョン
  • セッションあたりのイベント数
  • ユーザーあたりのイベント数
  • エンゲージのあったセッション数
  • エンゲージのあったセッション数
    1 ユーザーあたり)
  • エンゲージメント率
  • セッション
  • ユーザーあたりのセッション数

ページ /
スクリーン

  • Content group
  • コンテンツ ID
  • コンテンツ タイプ
  • ページ タイトル
  • ページ タイトルとスクリーン クラス
  • ページ タイトルとスクリーン名
  • ページの完全な URL
  • ページ階層
  • ページ階層とスクリーン クラス
  • ページ遷移 + クエリ文字列
  • ホスト名
  • 視聴回数
    GA4の「表示回数」と同義

e コマース /
収益

  • アイテムのブランド
  • アイテムのカテゴリ
  • アイテムのカテゴリ 2
  • アイテムのカテゴリ 3
  • アイテムのカテゴリ 4
  • アイテムのカテゴリ 5
  • アイテム ID
  • アイテム名
  • アイテムリスト ID
  • アイテムリスト名
  • アイテム プロモーションの
    クリエイティブ名
  • アイテム プロモーション ID
  • Item promotion Name
  • オーダー クーポン
  • トランザクション ID
  • カートに追加
  • 決済回数
  • e コマース購入数
  • 初回購入者数
  • 商品の購入数量
  • アイテムの収益
  • アイテムリストのクリック数
  • アイテムリストのクリック率
  • アイテムリストの閲覧回数
  • アイテム プロモーションの
    クリック数
  • アイテム プロモーションの
    クリック率
  • アイテム プロモーションの
    表示回数
  • アイテムの表示回数
  • 合計購入者数
  • 表示後にカートに追加された
    商品の割合
  • 表示後に購入された商品の割合
  • 購入による収益
  • 購入による平均収益
  • 合計収益
  • トランザクション
  • 広告収入合計
  • ARPU

日時

  • N か月目
  • N 週目
  • N 日目
  • 日付
  • 曜日

 

パラメータで計測されているものはカスタムディメンションに登録すれば利用可能

こちらの記事で拡張計測機能のパラメータがGA4のUI上でデフォルトのディメンションとして利用可能になったことをお伝えしましたが、データポータルではほとんどのパラメータがディメンションとして登録されていません。
拡張計測機能や、カスタムで設定したパラメータは、GA4上でカスタムディメンションに登録することでデータポータルでも利用可能になります。

3.注意点

セグメントは設定できない

データポータルにGA4を接続した場合はセグメントの設定機能が存在せず、セグメントを設定することができません。
GA4ではUAのセグメントに近い機能として「比較」機能がありますが、保存されない一時的な機能です。また、「探索」レポートにセグメント機能がありますが、レポートごとに設定するものであり、GA4全体で共通して使用できるものではありません。
このようなUAとの機能の違いから、UAのデータソースと同じセグメントの設定機能が存在しないと考えられますが、今後のアップデートに期待したいです。

ランディングページ別のセッション数以外のデータは集計できない

GA4にはディメンション「ランディング ページ」が存在しません。ページURLに対してセッション数を組み合わせることで「ランディングページ別のセッション数」を集計することは可能ですが、ランディングページ別のコンバージョン数やトランザクション数など、セッション数以外のデータは集計することができません。

今後もアップデートがありましたら最新情報に更新していきたいと思います。

Google アナリティクス 360、オプティマイズ、データポータルの各サービスについてはアユダンテGMPサイトをご覧ください。

採用情報はこちら

この記事を書いた人
$uname
土屋 英恵
デジタルソリューション事業部
データソリューションコンサルタント
前職の広告代理店では、データアナリストとしてWEB広告の検証や効果分析、ソーシャルリスニングによるユーザーニーズ分析、Googleアナリティクスを活用したサイト改善等に携わる。このたび、データソリューションコンサルタントとして、主にGoogleアナリティクスの導入支援/活用サポートを行う。嗜好品はコーヒーとワイン。社内のコーヒーメーカーを愛用中。
最近書いた記事