報道のプロはソーシャルメディアをどう使いこなしているのか、朝日新聞社に聞いてみた【企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場】
2015年07月16日
ライター:藤原 亜希子

Web担当者Forumの連載「企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場」を更新しました。
今回の取材先は、朝日新聞社様です。インタビュー、ライティングは『小さな会社のFacebookページ制作・運用ガイド』の著者 深谷歩さんです。

朝日新聞デジタル
朝日新聞デジタル

今回の企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場では「朝日新聞社様」にお話を伺ってきました。

公式、公認アカウントはメディアや記者個人など300以上

朝日新聞社SNSアカウント
朝日新聞社
ソーシャルメディア
公認アカウント一覧

朝日新聞社様では、企業の公式アカウント以外にも、記者が個人のアカウントを使った情報発信や、地方局アカウントなど、さまざまな公式アカウントを運用。ブランディング、情報収集の観点から重要視し、積極的に運用されています。

注目され、トラブルにもなりやすいアカウントだからこそ

藤谷 健氏
朝日新聞社
ソーシャルメディア・エディター
藤谷 健氏

情報を扱う企業だからこそ、注目度も高く、少しのアクションミスが、大きな話題になってしまうことも多い。だからといって、この時代使わないという選択はない。より積極的に使い、その特性を身につけ正しい使い方をすれば、これほどの情報収集ツールはないと、朝日新聞社ソーシャルメディアエディター、藤谷氏はおっしゃいます。

以前は足で稼いだ情報も、今はネットで、どこにいても集めることができる。
その一方で、情報提供者の顔が見えない分だけ、情報の確度を確かめる、裏を取る作業は必須。
得られた情報に対し、冷静にかつ、スピーディに対応するには、自分自身で活用してそのノウハウが身につけることが重要。こうした情報収集能力は現代の重要なスキルだと考えておられます。

新聞見出しとは逆の、クリックされるコツ

見出しで要件を伝える必要のある新聞と違い、ソーシャルメディアでの投稿は見出しで全てを語ってしまうのではなく、見出しで興味をひき、クリックして記事そのものを読んでもらうという工夫をされています。

ソーシャルメディアアカウントは始めることではなく、継続すること

藤谷 健氏2

朝日新聞社様では、新たなアカウントの設立については、申請を受け、運用に関する参考資料等を提供し、設立希望者に運用を任せています。その際に、ソーシャルメディアは始めることが目的ではなく、継続的に運用することによって信頼が増すというお話をされるそうです。そのためのガイドライン、仕組みづくりや研修などに積極的に取り組んでおられます。

今後も、続々と出てくる新しいメディアを色々と試し、情報を発信するメディアとしての可能性を探りたいとのこと。

朝日新聞社様のソーシャルメディア活用、ぜひ参考にしてください。

WEB担当者フォーラム
企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場

「報道のプロはソーシャルメディアをどう使いこなしているのか、朝日新聞社に聞いてみた」

  • 新聞社にとってもソーシャルメディアは新しい取り組み
  • トラブルも多い新聞社のアカウント。ガイドラインをしっかり整備する
  • すべて見せないのがツイートをクリックさせるコツ
  • ソーシャルメディアでの情報収集は現代の重要スキル
  • 火種は早めに見つけて消火する
  • ざっくりと数値を見ながら運用改善
  • 閲覧ピークに合わせて予約投稿を活用
  • 継続的に運用し続けるための仕組みを作る
企業担当者に聞くFacebook&Twitter運用の現場
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