WEB担当者フォーラムの姉妹サイト「ネットショップ担当者フォーラム」において、「ネットショップのためのSEO施策ゼミナール」 第八回 「スマホの検索順位が変わる? 4月21日までにサイトのモバイル対応で、やっておくべき4つのこと」が掲載されました。
8回目の連載は急きょモバイルフレンドリーのテーマにしました。
そうです、先日Googleよりアナウンスのあった4/21以降、スマホの順位に影響があるという件ですね。
スマホがこれだけ普及してもスマホサイト特有の評価や順位は今までなかったんですよね。
何度もお客様から「スマホは対策しなくていいんですか?」と聞かれたことがありますが、今まではPCの対策と適切な設定通知のみで大丈夫でした。
これからは変わります。
スマホ専用の検索結果というわけではないので引き続きPCのSEOも重要ですが、加えてスマホ独自の調整が必要になります。そして4/21以降検索結果は同一ではなくなります。
さて、実はこの記事がリリースされたのは先週の金曜日なのですが、ちょうど金曜日の夜に各企業のインハウスSEOの担当者が集う「In-House SEO Meetup」というイベントに参加してきました。
こちらのテーマもタイムリーにモバイルフレンドリー。
Googleの長山さんをゲストに迎え、アイレップ渡辺さん、世界の鈴木さん、ぐるなびの伊東さんという、SEOの第一人者がいろいろ質問する形式でした。
その中で以下のようなことをGoogleの方から直接回答いただきました。
- 4/21のインパクトはパンダ、ペンギン並みに大きいものになりそう
- モバイルフレンドリーチェックで「問題なし」と出ていないと順位が下がる可能性が高い
- 順位はページ単位、非対応ページが多くてもドメインへの影響は無し ※優先度の高いページから対応すべき
- ナビゲーショナルクエリ(例:厚生労働省)などはスマホ非対応でも順位に影響はなさそう。ユーザーの利便性を損なうから
※影響が出るのはたぶんインフォメーショナルだと思います。 - ページスピードはまだPCのものを見てる、4/21時点では評価対象にならない。将来的にはなる
- タブレットは今回の対象外、サイズ的にはPC版を提供すべきだと思う
そうです、4/21のインパクトは相当大きいようなのです。
私もそれまでは変動があるといっても大したことがないのではと思い、お客様にどこまで強く対応をすすめればいいか悩んでいましたが、これは結構な影響がありそうです。
最低限モバイルフレンドリーツールで主要ページはチェックし、「問題がない」状態にしておいたほうがいいかもしれません。
「In-House SEO Meetup」の詳しいレポートはこちらを。
そして、運営事務局の方が、効率的にURLをモバイルフレンドリーツールにかけるツールもご提供してくださっています。
テンプレート化されていないページが多いサイトにとっては非常に便利そうです。
最後に、これでスマホはスマホ対策をすればいいじゃないか!と思われるかもしれませんが、「基本的な評価は依然PCサイトである」という点は忘れないでください!
あくまでもスマホ特有の要素が追加となるだけで、HTMLやリンク構造などの評価はPCページのものですのでやはり今後もSEOのメインはまずPCサイトとなりそうです。