ペンギンアップデート2.1 ローンチ

2013年10月08日
ライター:Danny Sullivan

※この記事はSearch Engine Landの許諾を得て、以下の記事を翻訳したものです。
Penguin 5, With The Penguin 2.1 Spam-Filtering Algorithm, Is Now Live

Googleのスパム対策アルゴリズム「ペンギン」の5度目の正式リリースが発表された。私たちの数え方でいくと、これはペンギン 5になる。しかし、今回のペンギン アップデートは、Googleの第2世代技術「ペンギン バージョン2」をわずかに改良したものなので、Googleはこれを「ペンギン 2.1」と呼んでいる。このややこしい番号付けに関しては、今回のアップデートがパブリッシャーに与える影響の説明と合わせて、以下で説明する。

本日(米国10月4日)、ペンギン の新バージョンが展開

GoogleのWebスパム対策部長のマット・カッツ氏が、Twitterでこのニュースを伝え、最新リリースは全検索の約1%に影響を与えるだろうと述べた。

このカッツ氏が示したリンクには、ペンギンとは何か、最初にリリースされたのはいつかが説明されているだけで、今回の最新リリースにおける変更点や新しい点については何も触れられていない。

これまでのアップデート

これまでのペンギンの正式リリースをすべて列挙する。

  1. ペンギン1  2012/4/24(全検索への影響は 約3.1%)
  2. ペンギン2  2012/5/26(影響は0.1%以下)
  3. ペンギン3  2012/10/5(全検索への影響は 約0.3%)
  4. ペンギン4 (別名 ペンギン2.0)  2013//3/22(全検索への影響は 2.3%)
  5. ペンギン5 (別名 ペンギン2.1)  2013/10/4 (全検索への影響は 約1%)

ペンギン 2.1とペンギン 5という呼び方が存在する理由

Googleが「ペンギン 2.1」と呼ぶものを私たちが「ペンギン 5」として語ることに困惑しているかもしれないが、それは私たちも同様だ。この困惑の原因はGoogleにある。

Googleが低質コンテンツ対策用に設計した「パンダ」アルゴリズムをリリースし始めた時、最初のリリースに対するGoogleの呼称は単に「パンダ」であった。そして、2代目が発表された時、人々はそれを「パンダ2」と呼んだ。3代目がリリースされたとき、人々はパンダ3と呼んだのだが、この3代目の変更は比較的小さなものだったので、Googleは、その変更がどれだけ小さいのかを示すために「小数点」を使用して、パンダ2.1と呼ばれるべき程度のマイナー変更であると表現した

結局、Googleは、途中からとなったが、パンダ3をリリースしたと表明し、バージョン数はパンダ3.0、パンダ3.1という数え方に変更されることとなった。「変更の小さい/マイナー」アップデートが非常に数多く行われたので、パンダ3.92のように小数点第2位を使用する必要があるくらいだった。

したがって、我がSearch Engine Landでは、正式アップデートをリリース順に番号付けする方がわかりやすいだろうという結論を出した。アップデートの変更程度の「大」「小」に関わらず、ペンギン 1、ペンギン 2、ペンギン 3というように順番に番号を付けていくことにした。

Googleよ、困惑をありがとう

ペンギン 4までは、この数え方で問題はなかった。なぜなら、Googleは通常、そのアップデートに番号を付けなかったからだ。Googleはアップデートがあったということのみ伝え、私たちを含むその他の人々に番号をつけさせた。

しかし、ペンギン 4の導入時、Googleは、ペンギンの機能性に重要な次世代の変更と考えるべき変更を行ったことを強調したいと考えた。したがって、世の中にペンギン 2の呼称がすでに存在しているにも関わらず、Googleはそれまで数多くのアップデートに番号付けをしてこなかった事実に反して、それをペンギン 2と名付けた。

本日のアップデートは、上記のようにペンギン 2.1と称されている。したがって、これまで使用されてきたペンギン フィルターへの比較的マイナーな変更であるはずだ。しかし、Googleが述べるように約1%の検索クエリーに影響を与えるものであるならば、今回のアップデートは、0.1きざみの「マイナー」アップデートとGoogleが考えているほど、マイナーではないことを意味する。

そもそもペンギンとは何か? 対応方法は?

「ペンギン」自体に詳しくない方に説明すると、ペンギンはGoogleの全体的な検索アルゴリズムの一部である。Googleの検索結果にスパム行為を働いていると考えられるにも関わらず、なぜかランキング順位が高いままであるサイトを定期的に探している。特に、有料リンクを購入した可能性のあるサイトの追求に重点を置いている。

ペンギンに摘出された場合、今日か明日にはトラフィックの著しい低下を目にすることになるだろう。回復するには、悪質リンクの否認や手動によるそれらリンクの削除などを行う必要がある。見直し要求の提出は役に立たない。なぜなら、ペンギンは自動プロセスだからだ。ペンギンが悪質だとみなすものが削除されたことを確認するまで、トラフィックの回復はない。

ペンギンに摘出され、その修正を期待して行動を取った経験がある方は、今日と明日は注意するといい。トラフィックの向上を目にすれば、ペンギンから逃れたサインだ。

ペンギンからの回復と、ランキングシステムの一部としてペンギン やその他のフィルターがどのように機能するかについて書かれたこれまでの記事を以下に挙げる。

Hummingbirdはどうか?

新しいGoogleのHummingbirdアルゴリズムについて耳にしたことあり、ペンギンがそのHummingbirdアルゴリズムにどのように適合するのだろうかと考えている方は、ペンギンをHummingbirdの代替物ではなく、Hummingbirdの一部として考えてほしい。

HummingbirdはGoogleのランキングエンジン全体のようなものであるのに対し、ペンギンはそのランキングエンジンの小さな一部分のフィルターである。Googleが考える悪質なものの排除に役立つより性能の高いフィルターと定期的に交換されているフィルターである。

Hummingbirdとの関係の詳細、および、Hummingbird自体の一般知識に関しては、以下のリンクを参照してほしい。