【2025年】コラム年間ランキング
2025年12月22日
ライター:小林 奈穂

今年も残り僅かになりました。年末といえば…ランキング記事、ですよね?

アユダンテのコラムは「痒いところに手が届く」「ニッチなテーマを突いている」とご評価いただくことが多いですが、今年はどんな記事が皆さんに読まれてきたのでしょうか?

そんな2025年を振り返りつつ、「アユダンテ公開コラム人気ランキング」をお届けします!

前年と同様今年も「2025年公開コラム部門」と「全コラム部門」の2部門でランキングを発表。それぞれの記事に対する著者からのコメントも併せてご紹介しますので、ぜひ今年の話題やトレンドを一緒に振り返っていただけたら嬉しいです!ただしアユダンテのコラムは12月からの投稿もすごく盛んなので今回集計対象に含まれないコラムも是非読んでいただければと思います!

また最後におまけとして今年から始めたアユダンテニュースレターから人気だったバックナンバーをご紹介!

ちなみに2024年ランキングはこちらから確認できます。

対象コラム:12月1日時点でステータス:公開済のもの
2025年公開コラム部門75件
全コラム部門729件

(集計期間:2025年1月1日~2025年12月1日)

2025年公開コラム部門

第1位 Googleタグマネージャー仕様変更:2025年4月からの自動タグ読み込みと実務対応

1位を獲得したのはジャスパーさんのGTMコラム「Googleタグマネージャー仕様変更:2025年4月からの自動タグ読み込みと実務対応」です!

2025年4月10日以降、Googleタグマネージャー(GTM)内のGoogle広告タグやFloodlightタグが、自動的にGoogleタグ(gtag.js)を読み込むようになる——そんな、現場に直結する仕様変更をわかりやすく整理したのが本コラムです。ただし、「自動で読み込んでくれるなら安心?」と思いきや、拡張計測やユーザー提供データなど、一部の高度な設定は自動ではカバーしきれない可能性も。記事では、アップデートの背景から変更内容、そして“アップデートに任せるか/自分たちで設計し直すか”という対応方針まで、マーケター目線で丁寧に解説しています。

まずは、今年もっとも読まれたコラムとなったジャスパーさんの記事から。
多くのマーケターにとってインパクトの大きかった「GTM仕様変更」を、どのような視点で整理し、伝えようとしたのか、お話を伺いました。

ージャスパーさん1位おめでとうございます!今回のGTM仕様変更について、「これは記事にしないと」と感じた一番の理由は何でしたか?

ジャスパー

この記事にこんなに多くの反響をいただけて、本当にうれしく思っています。
読んでくださった皆さま、ありがとうございます。
実は今回の記事は、シンガポールのチームメイトである Chrisさん が書いた記事を、私が翻訳したものなんです。
今年のGTMには大きなアップデートがいくつかあり、今回話題になっているのは、Google Ads や Floodlight などの広告用タグに個別で Google タグを設定していないと、自動的に Google タグが読み込まれてしまうという変更です。
Google タグは Google Analytics では当たり前のように使われていますが、Ads や Floodlight を使っている方の中には、「広告用にも Google タグが必要」という認識がないケースも多く、そのまま放置すると Google 側で自動読み込みされてしまいます。 これは正直かなり気をつけるべき点で、私たちはやはり「タグはすべて手動で実装する」ことが、正しく動かすうえでも大事だと考えています。
ちょうど同じタイミングで、吉成さん・西村さん・畑岡さんが、このアップデートについて Google Japan と詳しく確認してくださっていました。そこでお三方に意見やレビューをお願いしたところ、Google とのやり取りの内容まで共有していただきました。
Chris さんの元記事に加えて、今回は日本チームでのディスカッションから得られた知見も盛り込んでいます。

とのことで、シンガポールのChrisさんにも感想を聞かせていただきました!

“Google first communicated this update to every Google Tag / Google Tag Manager users and it created a lot of confusions.
We saw the need to clarify and simplify this so that everyone has a better understanding of what exactly was to happen and what actions users need to or do not need to take.”

「今回のアップデートについては、Google がすべての Google タグ/Google Tag Manager ユーザーに最初に告知したことで、多くの混乱が生じました。そこで私たちは、実際に何が起きるのか、そしてユーザーが取るべき対応・取らなくてもよい対応を、より分かりやすく整理して説明する必要があると感じました。」

Chrisさんありがとうございます!

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第2位 GA4担当者が知っておきたい「Googleタグ」の基本知識

2位にランクインしたのは、「Googleタグって結局なに?」というモヤモヤをスッキリさせてくれる吉成さんのコラム。

GA4やGoogle広告を使っていると、当たり前のように登場する「Googleタグ」。
しかし「そもそも何者で、何をしているのか?」を腰を据えて整理する機会は、意外と少ないのではないでしょうか。本コラムでは、GA4担当者が最低限おさえておきたいGoogleタグの役割や、複数のGoogle製品で共通利用するメリット、IDの見方、そして「GA4の計測においてGoogleタグが何を担っているのか」までを、図解を交えながらやさしく整理しています。最後になぜ、Googleタグは各製品の一番最初に発火する必要性があるのかということも説明しています。改めてGA4を知っている方々にも読んでもらいたいコラムとなっています。
GA4担当者の“入口”として、このテーマをどのように整理していったのか、お話を伺いました。

ー吉成さん2位おめでとうございます!実務の現場で、Googleタグの理解不足から起こりがちなトラブルや“あるある”があれば教えてください。

吉成

「Googleタグは一番最初に発火させてください」というのが最重要で、遅めのトリガー設定になっていたりすると計測が正しくされません。
特にみんな大好き「セッションの参照元」がちゃんと計測できないのは結構重要になると思うので、今「DOM Ready」などのトリガーが紐づいている場合は要注意です。
Googleタグの連携機能は現在だとあまり使われていないように思うのですが、Google広告でも一応ちゃんと設定するが推奨になりましたし、そもそもGA4とGoogle広告で担当者が別なことも多いので、Googleタグの整理は今後いろんなトラブルが出てくるんじゃないかな…と思っています。

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第3位 Microsoft Clarityの使い方・ヒートマップを活用したSEO

3位は、ヒートマップツール「Microsoft Clarity」をSEOの現場でどう活かすかに踏み込んだ高橋さんのコラムでした。

Microsoft Clarityは、ヒートマップやユーザー行動の録画などが無料で使える、サイト改善に心強いツールです。本コラムでは、Clarityの基本機能だけでなく、「アテンション」「スクロール」「クリック」など4種類のヒートマップを使って、記事やページの改善ポイントをどう見つけるかを、実際のSEO改善の流れに沿って紹介しています。「ユーザーがどこで離脱しているのか」「どのリンクが想定よりクリックされていないのか」といった“もやっと”を、データで見える化したい方にぴったりの1本です。

高橋さんに実務で使い込んでいるからこそ書ける視点や、執筆の裏側について伺いました。

ー高橋さん3位おめでとうございます!Clarityのレポートを初めて見るときに、つい誤解しがちなポイントや、数字の読み取りで気をつけてほしい点はありますか?

高橋

クラリティを初めて触る方に対して「この記事を参考にやってみて」と言える内容にしたいと思っていたので、たくさん読んでもらえてうれしいです。
気を付けたいポイントは、変化や成果を期待しすぎずに、フラットな視点で観察をすることです。

また、本コラムで紹介された導入編も是非合わせてご覧ください!

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第4位 検索結果画面、オーガニックと広告のクリック率はどっちが高い?

4位には、「オーガニックと広告、どちらのCTRが高いのか?」という、マーケターにとって永遠のテーマに迫った河野さんのコラムがランクインしました。

「SEOと広告、結局どっちがクリックされているの?」
そんな素朴だけれど本質的な疑問に、大規模データで迫ったのが本コラムです。

Search ConsoleとGoogle広告の検索語句レポートを統合し、ECサイトの約数100万ワード・過去6か月分のデータを分析。ブランドワードを除外した一般キーワードを4つのグループに分けて、オーガニックと広告それぞれのクリック率(CTR)を比較しています。結果として、今回の事例ではいずれのグループでも「広告のCTRがSEOより高かった」という、かつてとは印象の異なる傾向が浮かび上がりました。

河野さんに今回の分析に至った背景や、結果をどう捉えているのかを伺いました。

ー河野さん4位おめでとうございます!記事中でも触れられていましたが、この結果を他サイトや他業種にそのまま一般化しないために、どんな点に注意してデータを読むべきだと考えていますか?

河野

とても嬉しい結果に飛び跳ねて喜んでいます! 今回、アユダンテの新しい分析サービスである「SERPsMAX(サープス・マックス)」を活用して出てきた結果の1例をコラムにしました。記事の中でも伝えておりますが、必ずしも、全ての検索結果で起きていることではありません。また、データは生き物。今回の期間は広告のCTRが高かったけれど、他の期間では別の結果が出てくる可能性も大いにあります。

私が重要だと思うことは、現状把握をしていくこと、それに尽きます。

何かの施策を打つにしても、現状を知らずに次の一手が出てくることはありません。今回の広告のCTRが高いという結果ですが、それを踏まえることで、オーガニックにテコ入れをするのか、もう少し広告で広域なKWをカバーするようにするのかなど、その企業の方針や広告の目的により、さまざまな施策を検討できるようになるのではないでしょうか。

この意図が伝わったのかは置いておきますが、たくさんの方に読んでいただけたことがとても嬉しいことであり、その方に、少しでもデータ分析からの施策という流れの重要さに共感していただければ、尚幸いに存じます。 How toものでもなければ、結構な長文のコラムをお読みいただいたこと、改めて心より御礼申し上げます。

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第5位 【GA4】 User-IDの注意点と意外な仕様を解説

5位は、GA4のUser-IDに関する「ちょっとした疑問」や「仕様のクセ」をまとめた春山さんのコラムでした。

GA4でクロスデバイスの行動を正しく追いかけるうえで欠かせない「User-ID」。
本コラムでは、その基本的な役割をおさらいしつつ、「ログイン前のイベントにはUser-IDはさかのぼって付与されるのか?」「ウェブなのにアプリ広告の流入が混ざって見えるのはなぜ?」といった、現場でよく生まれる疑問をQ&A形式で掘り下げています。

セッション内でのUser-IDのさかのぼり方や、アプリ/ウェブ間での計測の違いなど、一見すると“意外な挙動”をわかりやすく整理しているので、すでにUser-IDを導入済みの方の「答え合わせ」にもぴったりの内容です。

ー春山さん5位おめでとうございます!記事の中で扱っているQのうち、「現場で特に質問されることが多い」と感じているものはどれでしょうか?

春山

ウェブサイトなのにアプリ広告の流入元情報が計測されている件ですね。 ヘルプにも記載がないので困っている人が多いかなと思い、改めてコラムにしよう!と思ったきっかけでもあります。

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というわけで、上位5つの2025年度コラムランキングが出そろいました!

2025年のコラムランキングは、昨年に続き GA4・GTM・データ分析・広告の実務基盤 に関する記事が強さを見せました。
特に Googleタグマネージャー(GTM)の仕様変更や Googleタグの基礎知識など、“すぐに現場で役立つ” 実装系のコラムが上位を独占した点が、2025年の大きな特徴です。

さて、次は全コラム部門のランキングを見ていきましょう!過去の人気コラムがどうランクインしているのか、楽しみですね!

全コラム部門

第1位 Chromeデベロッパーツールの使い方 Networkパネルを使い倒す

全年度の1位には、2022年公開ながら今でも検索され続けている西村さんの“Networkパネル攻略”コラムが輝きました。
GA4やGTMを使ううえで不可欠な「通信の中身を見る力」を鍛えられる記事として、長く読まれ続けています。

Chrome DevTools の中でも使用頻度の高い Networkパネルに絞り、
「タグ計測の確認」「ページ速度のボトルネック特定」「モバイルでの挙動確認」「通信内容の解析」など、
実務で“使える”ポイントをまとめた定番記事です。

  • Headersで分かること(リクエスト/レスポンス、ステータスコード、CORSなど)
  • Payloadで確認すべき項目(URLパラメータ、送信されているイベント情報)
  • Preview/Responseでの確認方法(HTML、画像、JSONレスポンスの中身)
  • Initiatorで通信の発火元・依存関係がわかる
  • Timingでパフォーマンスの問題を特定
  • フィルタリング・正規表現検索・通信ブロックなど、デバッグを効率化する実践テクニック

図解も多く、「とりあえずこの順番で見ればタグの動きがわかる」という構成になっており、Web担当・広告運用者・エンジニアの垣根を超えて読まれるロングセラーです。


今回は、執筆当時どんな意図でまとめたのか、改めてお話を伺いました。

ー西村さん去年に引き続き1位おめでとうございます!今のDevToolsの進化をふまえて、「ここが今後注目ポイント」という部分はありますか?

西村

AI assistance 機能がヤバいです。たとえば「このページの表示を遅くしている要因を教えてください」のように質問すると、開いている DevTools の情報をもとに、ボトルネックになっていそうな箇所や、次に確認すべきことを提案してくれます。
基礎的な DevTools の使い方が分かっている方であれば、どなたでもすぐに活用できると思います。
現時点ではDevToolsの表示言語を英語にしているときのみ使用可能ですが、日本語で質問できます。

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第2位 [GA4] Google アナリティクス 4 経路データ探索レポートの使い方

2位にランクインしたのは、高田さんの“経路データ探索レポート”解説コラム。
UAからGA4へ移行した多くのユーザーが、「行動フローはどこで見ればいいの?」と迷った時にたどり着く、まさに“駆け込み寺”的な記事です。

GA4の中で「ユーザー行動の流れ」を可視化できるのが 経路データ探索レポート
この記事では、“始点 → 遷移” だけでなく “終点 → 逆引き” の分析まで、実務で使える視点で解説しています。

  • 始点ビュー
    • 特定のイベント(例:session_start)から、ユーザーが次にどのイベントへ進むかを可視化
  • 終点ビュー
    • 例:お問い合わせ完了 → 直前の遷移元ページは何か
  • ノードタイプ変更(イベント名、ページタイトル、スクリーンクラス等)
  • セグメント選択・フィルター活用による深掘り分析
  • UA時代の行動フローに代わる分析方法として使いどころを具体化

GA4に慣れていない方でも、「この分析ならこう使う」とイメージしやすい説明で、累計アクセス数がずっと伸び続ける人気記事です。

今回は今だから話せる裏側を伺いました。

ー高田さん2位おめでとうございます!執筆から時間が経ちましたが、「今読む人に追加で伝えたいこと」はありますか?

高田

経路データ探索のコラムを書いたのは2021年とかなり前ですが、当時と比べて、データ探索にある各レポートの利用が増えていることを日々の業務における問い合わせを通じて実感しています。
個人的に「経路データ探索レポート」は、特定のページを「始点」または「終点」に設定して分析することで、ユーザー行動における思いがけない新しい気づきを得ることが多いと感じています。
まだ経路データ探索機能に触れたことがない方は、この機会にぜひ一度活用してみてください。

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第3位 [GTM] 新しいGA4のタグ設定の仕方

3位には、西村さんによる“新しいGA4タグの設定”をまとめた記事が入りました。
仕様変更が多いGA4・GTM領域だからこそ、一度まとめておきたい内容を丁寧に整理した本記事。

2023年9月から「GA4設定タグ → Googleタグ」へと仕様変更されたことに伴い、
“新しいタグで GA4 イベント計測をどう組むべきか” を具体的に示した実務記事。

  • 旧タグと新タグの違い整理
  • Googleタグ設定変数を使った運用効率化
  • イベントタグ設定の実例(測定ID、イベントパラメータ、ユーザープロパティ)
  • 移行時の注意点と、従来設定との互換性
  • 「この通りに設定すればまず動く」という 実践ステップ型の解説

サイト運用の中でも最も影響が大きい「タグ管理の変更点」を扱っているため、リリース以後も安定して読まれ続けています。

ー西村さん3位もおめでとうございます!公開から時間が経ち、今読む人に補足したいアップデート情報はありますか?

西村

意外と知られていないのですが、現在は「Google タグを全ページに実装している場合、コンバージョンリンカーの個別設定が不要」になっています。
> コンテナがすべてのページで Google タグを読み込む場合は、コンバージョン リンカー タグも必要ありません。2025 年 4 月 10 日より、Google 広告および Floodlight タグを使用したコンテナは、イベントを送信する前に、最初に Google タグを自動的に読み込むようになります。
https://support.google.com/tagmanager/answer/7549390?hl=ja

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第4位 Googleタグマネージャ基礎 初心者でもわかるデータレイヤー

4位に入ったのは、春山さんの「データレイヤー基礎」。
GTMの真髄ともいえる dataLayer を、初めて触る方でも理解できるようにまとめた記事です。
実務の中でなぜ dataLayer が重要なのか、改めてお話を伺いました。

GTMを“本当の意味で”理解するための必須知識である dataLayer(データレイヤー) を、
初心者でも理解できるように図解・コード例つきで解説した基礎コラム。

  • dataLayerとは何か(仕組みと役割)
  • 初期化と push() の違い/タイミングの重要性
  • GTMコンテナタグより上に書く理由
  • カスタムイベント → 変数 → トリガーの連携構造
  • ECサイト・ログイン判定・ユーザー属性などの実務例

“GTMを使いこなすうえで絶対に避けて通れない”ポイントを、丁寧にかみ砕いて説明しているため、未経験〜中級層の定番教材として読まれ続けています。

ー春山さん4位おめでとうございます!記事公開後、読者から多かった反響や質問があれば教えてください。

春山

データレイヤーを説明するときに、私のコラムを参考記事として紹介しているという、ありがたいお言葉をいただけたりしました。 あと、コラム内に内容を説明した YouTube 動画があるのですが、その動画も結構見ていただき、サムネイルに顔が出ているので オフラインの場で認知いただいていたケースもありました笑。

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第5位 いまさら聞けない、GA4のキーイベント設定方法とは?(コンバージョン設定方法とは?)

5位には、伊藤さんの「キーイベント設定」コラムがランクインしました。

GA4計測の根幹である 「キーイベント(コンバージョン)」 を、
初心者向けにやさしくまとめた“入門の決定版”ともいえるコラム。

  • キーイベントとは何か(GA4用語の変遷含む)
  • 管理画面でのオン/オフ切り替えと注意点
  • 自動収集イベント・拡張計測イベントとの違い
  • イベントパラメータの考え方・イベント設計の基本
  • CV計測の誤解が生まれやすいポイントを丁寧に解説

UI・仕様変更が頻繁に起こるGA4の中でも、
「ここだけは絶対に押さえておきたい」部分を網羅しており、公開直後から検索数が急増。
初心者〜中級者にとっての“基礎固め記事”としてロングセラーになっています。

ー伊藤さん5位おめでとうございます!記事の中で、最も初心者がつまずくと感じたポイントはどこですか?

伊藤

以前に書いた記事ですが、未だに反響が多くて嬉しいです。ありがとうございます。 つまづきやすいポイントとしては、
キーイベントに設定すれば、過去に遡って表示されるはずと勘違いされる方が多いようです。
設定後にレポートを見ると、キーイベント数が表示されず、「正しく設定できてない!設定ミスかも?」と無駄に調査してしまうケースがあるようです。
キーイベントは過去に遡ることはできない、設定以降しかカウントされない、という仕様を正しく理解しましょう。

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なんと去年とほぼ変わらない結果となりました。全年度ランキングを見ると、GA4・GTMに関する基礎コラムが多数ランクインしました。
2021年〜2024年のコラムが、2025年の今も継続して読まれているのは決して偶然ではないと考えています。
その背景には、“Googleの計測環境をめぐる特性”と“現場の悩み”が深く関係していると私自身は感じています。

基本的にGA4やGTMは頻繁にアップデートされており、画面の内容が半年前では古いという状況が発生することが多々あり、私自身「この記事は最新のものなのだろうか?」という不安を常に持ち続けています。だからこそ最新かつ分かりやすい情報を求める検索ニーズが途切れない結果、入門記事や基礎記事の変わらない部分の検索需要が発生し2年前以上のコラムが現在も読まれているのだと思っています。

だからこそ、今回ランキング入りしたコラムは、そうした“永遠に必要な情報”を丁寧にまとめたものばかりで、読まれ続ける理由が改めてよくわかる結果となりました。

アユダンテニュースバックナンバーランキング

皆さん今年から始めたアユダンテニュースをご存じでしょうか?

ご存じではない方はこちらから配信登録ができますので是非ご登録をお願いします。(宣伝)

今回は開封率を参考に順位を算出させていただきました。まだ11回しか発行していないので上位3記事を紹介させていただきたいと思います!

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第1位 SMX Advanced 2025(ボストン)広告関連セッションのハイライトと実践的な学び

1位になったのはダリオさんのSMX Advanced 2025に参加した現地レポートでした!試し読みはこちらからできます。

本記事は圧倒的に他と比べ開封率が高く、現地レポートという言葉がクリック率をあげたのではないか?と予測しております。

要点としては

P-MAXは補完施策として小さくテスト開始(20〜30%の予算配分、価値ベースの最適化を意識)
AI活用は“人間が最後の品質を担保する”前提で、作業の自動化にまず活かす
AI Overview / AI Mode との相性を確認し、既存広告運用に足し算で取り入れる
測定はGA4イベント整理+インクリメンタリティテストの併用で長期視点を持つ

上記の内容が共有されています。是非ご興味がある方は一度試し読みを見てみてください!

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第2位 GTMページビューとクリック計測のトリガーの使い分け

教えて〇〇さんシリーズの中からGTMのクリックトリガーの使い分けをわかりやすく解説。
実際に実務で使い分けって難しいな…と感じる人も多かったのでしょう、と思われる開封率でした。畑岡さんのトリガーの「発火」を日本は銃より刀なので「抜刀」と言っているところも見所です!

全編公開はこちら。

要点としては

  • ページビュートリガーは、ページ読み込みのタイミングに合わせて使い、
    早く実行したいか/ページ内の情報読み込み後に実行したいかで種類を選ぶ。
    ※SPAは通常のページビューが発生しないため、別対応が必要。
  • クリックトリガーは、リンクやボタンのクリック計測に使い、
    基本は「リンクのみ」を推奨。JS実装によって動かない場合もあるためプレビューで要確認。

つまり、発火させたい“タイミング”と“動作”に合わせて最適なトリガーを選ぶことが重要!ということです。

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第3位 AIで進化するGA4 期待される2つの機能

こちらは直近公開されたばかりの9月号からランクイン。試し読みはこちらから
GA4の新機能の紹介についてのニュースレターですが、AI、進化、期待される機能という部分が読者に刺さったのではないかと予想しております。

要点としては

  • AIエージェント機能
    GA4に話しかけるだけで分析結果が返ってくる機能。
    学習コストと分析時間が大幅に削減。
  • クロスチャネル予算配分(バジェッティング)
    広告チャネル横断で、AIが最適な予算配分を提案してくれる機能。

これらを活かすためには、GA4イベント設計やUTM整備など“データの土台”が重要です。

9月の情報ですがまだ読んでなくて気になるという方は是非試し読みをどうぞ。

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おわりに

毎年恒例(?)のコラムランキングを、今年も2部門に分けてお届けしました。
皆さんがご覧になったことのあるコラムはランクインしていたでしょうか?

今年はコラムに加え新しくアユダンテニュース(メールマガジン)もスタートしました。
ニュースレターの登録はこちらから

「アユダンテがニュースレター!?」と驚かれた方も多かったかもしれません。(“続くの…?”という声があったことも承知しています…!)
それでも無事に1年間しっかり発行を続けることができそうで、まずはひと安心です。

今回のコラムランキングは、12月の怒涛のコラムラッシュの前に締めてしまいましたが、まだまだこれから年末に向けて面白いコラムが続々登場します。
ぜひ2025年のラストまで、アユダンテのコラムを引き続きお楽しみください!/小林

アユダンテでは月1でニュースレターの配信を始めました

この記事を書いた人
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小林 奈穂
PRディレクター
前職ではWeb制作会社に勤めており、もっとSEOに特化してやっていきたい!ということでアユダンテへ。趣味は食べ歩き、ゲーム、カメラ。休日はかき氷屋に出没しています。
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