
2025年6月12日に開かれた「宣伝会議マーケティングサミット」に参加し登壇いたしました。
「広告タグ管理のベストプラクティス:GTM有償版『ゾーン』機能を活用した成功事例」と題して株式会社富士フイルムヘルスケアラボラトリー様(以下FFHC様)と取り組んだ事例をFFHC様の白井様、三輪様をお迎えしてトークセッションで発表した模様をレポートします。

トークセッションでは、自社オンラインショップサイトに設定するキャンペーン(広告タグ)管理について様々な問題点と課題に対する取り組み、そして取組後の成果について詳しくご紹介いただきました。
広告タグ運用の問題
FFHC様は様々な商品を取り扱っています。そして、商品ごとに広告代理店が付いており、その代理店が広告タグの設置からリリースを行っておりました。

複数の代理店が同時に広告タグの設置からリリースすることで、以下のような問題が発生しウェブサイトに重大な障害が出たこともあったと白井様は語ります。
特に現場でウェブサイトの管理運営を行っている三輪様は、その対応に追われ残業になってしまうことがあったと苦笑いしながらお話しされていました。

課題解決に向けた取り組み
三輪様から課題解決に向けて取り組んだ内容についてお話を伺いました。
GTM有償版機能である「ゾーン」を使い、代理店用にそれぞれGTMを用意し、それらのGTMをメインのGTMからコントロールすることでこれまでの問題点が発生する心配がなくなったと紹介されました。

リリース管理も各々の代理店が配信していたものをやめて承認制にしました。リリース前に事前にチェックすることで未然に事故を防ぐことができるようになりました。
また、GTM有償版機能である「承認」を使うことですべての代理店が一律のワークフローとなり、チェックしやすくなったとお話しされました。

セミナー参加者の中には、これらの取り組みについてメモを取られている方もおり、同様の悩みを抱えている方がいると思い印象深いものがありました。
取組後の成果
白井様からは、これらの取り組みを行ったことでなんとインシデント件数が0件になり、代理店とのコミュニケーションコストも大幅削減されたと大きな成果を上げられたと紹介されました。

セミナー後の名刺交換会では、同様の悩みや取り組みについて多くの方からお声がけいただき今回のセミナーの反響を実感することができました。
今後もFFHC様の課題や取り組みに対して、データ活用など引き続きご協力させていただければと考えています。