![[GA4]レポートに表示される(data not available) について](https://ayudante.jp/wp-content/uploads/2024/05/GA4.png)
2025年3月に「セッションの参照元、メディア」ディメンションの値に新しく「(data not available)」が追加されました。(data not available)はレポートの期間に当日を含めると多く発生します。本コラムでは関連する値の(not set)と合わせて解説します。
レポートに表示される「(data not available)」とは?
(data not available)はGoogle アナリティクスのデータが利用できない、またはトラフィック ソースのディメンション(参照元、メディア)向けにデータが処理されていないときに表示される値で、主に3つの要因で表示されます。また、イベント単位のデータはプロパティのモデリングによって改善された場合、最大12日後に更新されます。(ユーザー単位、セッション単位のデータは更新されません)。今まではこの状況でも(not set)と表示されていました。
処理時間
GA4はデータを計測してレポートに表示するまでデータ処理が入ります。トラフィックソースのディメンションの処理は24~48時間かかり、当日のレポートをみたときなど、ディメンションの処理が終わっていなく、ディメンションの値が決定するまでの間は「(data not available)」が表示されることがあります。今まで、この処理時間に間に合わなかったときは(not set)が表示されていました。

公式ヘルプ:データの更新頻度
公式ヘルプ:[GA4] レポートに表示される「(data not available)」という値の意味
処理時間のほか、「ユーザーIDの過剰な割り当て」や「処理エラー」により(data not available)が表示されるケースもあります。

レポートに表示される「(not set)」とは?
レポートに 「(not set)」という値が表示される場合は該当するディメンションのデータが受信されていないことを意味し、主にGoogleタグより先にイベントタグが発火するためセッション開始情報が不足している場合や、Google広告のリンクやUTMパラメータが不完全なとき、トラフィックソースディメンションの処理が終わっていないときに(not set)として表示されていました。詳細はヘルプを参照してください。
まとめ
今回追加された(data not available)は、今までトラフィックソースディメンションの処理が終わっていないとき (not set)と表示していましたが、 (data not available)に変更されました。当日や前日を期間に含めてレポートを表示するとき、(data not available)と表示されるセッションの多くは「ディメンションの処理が未完了」という状態です。解決策としては、処理が完了する数日後に同じレポートを確認しましょう。