事業会社のSEO担当者からコンサルタントに転職して思った、正直ベースな感想。
2024年12月17日
ライター:高橋 智子

事業会社のインハウスマーケターから支援会社のコンサルタントに転職をして、もうすぐ3か月が経ちます。

環境の違う仕事に就いて気づいたことや、感じた気持ちを、入社エントリとしてまとめました。このコラムが今後のキャリアに迷いを感じている方の参考になれば幸いです。

  1. 転職前の不安
  2. コンサルタントに転職してよかったこと
  3. コンサルタントに転職して後悔したこと
  4. 入社後に感じたギャップ
  5. 事業会社から支援会社に転職を考えている人に「今までの経験は自分が思っているよりも大きな武器だよ」と伝えたい
  6. インハウスからコンサルタントに転身した後、スタートダッシュをきるためのアドバイス
  7. 一緒に働いてくれるコンサルタントとディレクターを募集しています

転職前の不安

今まで、事業成長のためにマーケティングを頑張ってきたつもりではありましたが、「井の中の蛙なんじゃないか」「転職先のレベル感についていけるのか」という不安な気持ちが大きかったです。

ただ、転職をするからには、活躍できそうなイメージが湧く職場よりも、ちょっと挫けるかもしれないと感じる職場のほうが、自己成長に繋がると思ったので、えいやと環境を大きく変えるジョブチェンジをしました。

コンサルタントに転職してよかったこと

総じて転職してよかったと感じていますが、主な理由は3つあります。

1. 好きな仕事に没頭できる

ディレクターやバックオフィスメンバーがサポートしてくれるので、コンサルタントは分析や提案に集中できます。

ご依頼前の商談やコンペから、プロジェクトの完遂まで、それぞれの得意分野を活かした適材適所で仕事が進んでいきます。なので、例えば「マネジメントやプレゼンのスキルを磨くよりも、お客様のサイトに向き合っていたい」という、職人気質な働き方もできます。

私の場合はSEOとコンテンツマーケティングが好きなので、自分の時間を好きな仕事にひたすら注ぎ込める環境なのが非常にありがたいです。

事業会社だとジェネラリスト寄りの働き方になることも多いので、そこは大きな違いです。

2. SEOに詳しい人だらけで視野が広がる

SEOコンサルティングチームには10年以上のベテラン勢も多いので、事例の引き出しやトラブルシューティングの経験が豊富です。

分析内容やコンテンツの構成案に意見をもらう機会が多々ありますが、豊富な経験に基づいた一理あるフィードバックばかりなので、自分の視野や専門性を広げることができると感じます。

レンダリングやマークアップなどSEOの技術面に詳しいエンジニアもいるので心強いです。

3.キャリアのもやもやが解消されたプレイヤー職

私は、転職前にキャリアやワークライフバランスについて不安を感じていました。仕事盛りの年代に差し掛かると悩みがちだと思うのですが、仕事は充実しているはずなのに、月日が経つにつれていつの間にか袋小路に入ってしまっているような感覚がありました。

昇進・昇給・評価や、周りの人との比較…。「今の仕事は好きだけど、いつまで働き続けられるのかな?」という、もやもやした気持ちを断ち切ったものは、「プレイヤーとして働き続ける」という選択でした。

あと、これはアユダンテならではの社風の部分になりますが、案件や目標設定を差配してくれるSEOチームのリーダーがいる以外は、役職のないフラットな組織体制になっていたことも、悩みの払しょくに繋がりました。

人それぞれに違うスキルの特性や度合いに適した協業や分担をして、各々の役割を全うすることで仕事が回っていく体制になっています。

コンサルタントに転職して後悔したこと

今のところありません。

今は何をやっても自分の経験になるので、それがとにかく楽しいです。

入社後に感じたギャップ

私がSEOコンサルタントという職業に対して勝手に持っていたイメージは、「小粋なアイスブレイクができて、人の懐に入るのが上手く、弁が達者でなければ務まらない」というものでした。

もちろん、トークスキルが高い方のほうがスマートに仕事ができるのでしょうが、必ずしもそうでなくてもいいということに入社してすぐに気づきました。

大切なのはお客様への提案内容そのものであって、型にはまらずとも、自分なりの方法や伝え方でお客様の役に立てばいい。個性豊かなアユダンテのSEOコンサルティングチームの仕事っぷりを間近で見て、そう思えました。

クライアントワーク経験が乏しいことにプレッシャーを感じていたのですが、そこは杞憂でした。

事業会社から支援会社に転職を考えている人に「今までの経験は自分が思っているよりも大きな武器だよ」と伝えたい

事業会社で働いていた頃の自分は、「その時その時で仕事に忙殺されてきただけで、私には特別なスキルなんて何もない…」という自己評価でした。

でも、事業会社で経験したことは、支援会社に転職をした後でもとても役に立っていると感じます。

転職をして、働く環境が変わってみてから、「マーケターとしての強みはスキルやテクニックだけではない」ということを実感できるようになりました。

私の場合、事業会社で働いていた時には、たとえ自分に専門的なノウハウがなかったとしても「事業の目標達成のために必死こいて手を動かし続けた経験」とか「成果に向けたPDCAやトライ&エラー」などをしてきました。

できるかできないかではなく、必要ならばやり遂げる泥臭さが事業会社にはあります。
一つひとつには名前のないようなありとあらゆる経験が、自分の「立ち回り力」みたいなものを強くしていたのだと思います。

インハウスからコンサルタントに転身した後、スタートダッシュをきるためのアドバイス

マルチタスクが基本になるので、初めはなるべくテンパらないための工夫が大事だと感じました。これからコンサルタントに転職される方におすすめしたいことは2つあります。

1.コミュニケーションツールに慣れておくと初動が楽

クライアントに合わせてさまざまなツールを利用するので、使ったことのないものが多いと、コミュニケーションを取るだけであたふたします。

最低限、転職先で使っている共通ツールとマーケティングツールが何かを聞いておいて、有給消化期間にトライアルなどで触ってみるのがいいと思います。

余力があれば、有名どころのツールを一通り触っておくと、後が楽になります。コミュニケーションツールであれば、SlackやChatwork、Microsoft Teams、Google Chat、Zoom、Google Meetなど。チケットやプロジェクト管理はBacklogやJira、Redmine、GitHub、Notionなどです。あと、社内のカレンダーツールやグループウェアなども、自分に馴染みがないものだと地味に手こずったりします。

2.まずは社内の信頼を積み重ねることが大切

クライアントからの信頼を得ることも大切ですが、まずは社内のメンバーから信頼してもらうのが大切だと感じました。

とても基本的なスタンスではありますが、わかったふりをしないことが大事です。

今までインハウスでSEOやコンテンツマーケティングをやってきた人間は、どうしても特定のサイトや業界での実地経験しか持ち合わせていません。知識や事例としては知っていても、実務で経験したことのない問題にたくさん出くわすことになりますが、「調べる」「意見を言う」「質問をする」「フィードバックをもらう」この4つをちゃんとやれば、だいたい何とかなります。

初めは焦らずに誠実な仕事をして、さまざまな仕事を任せてもらえるようになっていくのがいいと思います。

一緒に働いてくれるコンサルタントとディレクターを募集しています

アユダンテは、SEOやコンテンツマーケティングが得意もしくは好きな方にはおすすめできる職場です。
募集職種と要綱は以下になります。

そのほかの募集職種はこちら

アユダンテには、インターネットが世に普及してきた2000年代頃からSEOに携わってきた人もいます。ノウハウが世に溢れかえっている現在とは違って、SEOの手法が確立されていなかった時代から第一線でコンサルティング業を開拓し、技術やアルゴリズムの変化とともに対応し続けてきた「スキルの高さ」と「しなやかさ」を持った人たちが経営陣やメンバーにいる会社です。

アユダンテで働くメンバー

成長欲とか貢献欲とか達成欲とか、仕事に対して何らかの意欲がある人に合っている会社なんじゃないかなと感じます。

カジュアル面談もやっていますので、ぜひお気軽に!

アユダンテの広告チームでは応募の前にカジュアル面談をおすすめしています

この記事を書いた人
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高橋 智子
コンテンツコンサルタント
事業会社側のSEOからコンサルタントの道へ。
オウンドメディアの立ち上げ、記事制作、データベース型サイトのSEO、開発施策の要件定義など、オーガニック集客全般のハンドリングを経験。
趣味は家庭菜園とDIY。
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