E-E-A-Tのために何ができる? やるべきことを徹底解説 #DemandLive SEO5つの論点
2023年06月7日
ライター:江沢 真紀
SEO

2023年5月24日、DemandMarkets 株式会社が主催するSEOウェビナー#DemandLiveにコガンが登壇しました。今回は「SEO 5つの論点」というタイトルで、答えのないトピックについてディスカッション形式で進行するウェビナーでした。とても濃くて面白かったので、参加していた私が要点をコラムにまとめたいと思います。5つのトピックより、今回は「E-E-A-T」を取り上げてみます。

  1. E-E-A-Tの概要と具体的に何をやるべきなのか
  2. 参加者からの事前質問

E-E-A-Tの概要と具体的に何をやるべきなのか

今回は4番目のトピック「E-E-A-Tのために何ができるか」を紹介していきます。

1番目のトピック「ページネーション」はこちら
2番目のトピック「クロールバジェット」はこちら
3番目のトピック「サイトマップ」はこちら

E-E-A-T、SEO業界では話題ですね。

おさらいですが、E-E-A-Tとは、経験、専門性、権威性、信頼性の頭文字を略したものです。

もともとE-A-Tの三要素でしたが、昨年12月にはExperience(経験)が追加され、E-E-A-Tとなりました。さらにTのTrustworthinessがTrustとなり、検索品質評価ガイドライン※では以下の図のように一番真ん中に位置するようになっています。

Trustが最も重要と書かれており、信頼できるサイトのために経験や専門性や権威性が必要となるようです。

検索品質評価ガイドラインとは
Googleは外部の評価者に依頼して検索結果を評価しています。評価者は検索クエリに対して検索結果に表示されるページがどの程度ニーズに一致しているか、専門的か信頼できるかなどを判定します。その評価を行うための指針や例をまとめたものが検索品質評価ガイドラインです。

さて、SEO業界ではGoogleのコアアルゴリズムアップデートのたびにE-E-A-Tを意識しましょうということが言われます。

では、E-E-A-Tって何でしょう?
具体的に何をすればいいのでしょうか?

案外そこがわからない方は多いのではないかと思います。コガンさんのトークでもまずは具体的に何をやるべき?ということが提示されました。

サイトレベルでできることは上記で、httpsなどユーザーのセキュリティ面や、騙すようなスパムがないかなど信頼性の担保が重要です。
会社情報を充実させることも大切です。メディア掲載歴や登壇歴、受賞歴なども積極的にアピールしましょう。構造化データマークアップで実装できると尚良いです。

信頼(Trust)のためには、お問合せ情報なども重要です。問い合わせ導線の設置や支払い方法や返品情報などユーザーを安心させる情報をカスタマーサポート部門と協力して掲載するようにしましょう。

UGC(ユーザー投稿コンテンツ)がある場合は、サイト側でモニタリングしてスパムがないか、暴言的なひどい書き込みがないかも管理するといいでしょう。

もう1つポイントは専門領域以外のコンテンツを増やしすぎないことです。例えばライフスタイル系のウェブメディアなどは定義が広いのでなんでも掲載していることがありますが、専門性(Experience)の観点では、ネガティブな評価になることもあります。

また、E-E-A-Tは医療や金融だけではなく、すべてのサイトに適用されています。「私たちは信頼できるサイトです」ということを積極的に示していくことを意識しましょう。

次はページレベルでやるべきこと。

よく言われますが、高品質でオリジナルなコンテンツを作ることが何より重要。そして、一度公開したコンテンツを最新情報に更新し、メンテナンスしましょう。

そして経験と権威性を具体的に文中で表すことも重要です。例えばコガンさんがScreamingFrogの記事を書く際に「毎日業務で使っています」という経験をアピールしていました。

記事は権威性や専門性のある記者に書いてもらうのがベスト、そしてプロフィールを作ってその人の権威性や専門性を示すのも大事です。必要に応じて専門家に監修してもらう、その情報を明記するのも有効です。

引用元の明記も増えています。この研究を見てこの結論にいたりましたなど。

日本ではあまり見かけないですが、アフィリエイトの記事はアフィリエイトがあるという文章での明記、そしてrel=”sponsored”の使用が大事です。

ここまではサイト内でできることですが、E-E-A-Tはサイト内だけでは示せません。
SEOの領域をはるかに超えているのです。

「例えば今日はこの場で私のE-E-A-Tが増えていますね」とコガンさんより。

今Googleで「コガン・ポリーナ」と検索すると、コガンさんのナレッジグラフの写真や本が出ますが、ここを作るためにも今日のようなセミナーに出たり本を書いたり、Twitterをやったり、SEOのサミットに行って専門家と交流したり、とにかく他者に理解してもらって評価してもらって、文章で残していく活動をしています。

どの分野でも自分を知ってもらわないとE-E-A-Tは作れません。
知ってもらって、評判になって、ネット上にその証拠を残してもらうことが必要なのです。

室屋さん:「コガン・ポリーナ」で検索すると今回のセミナーのバナー画像がSERP(検索結果画面)に表示されていますね、新しい情報が「コガン・ポリーナ」というエンティティと関連して認識されているんですね…速い。

SEOだけではE-E-A-Tの対策はできないと思ってください。
医療系サイトであれば研究論文をGoogleに認識される形でネットに掲載するなど、とにかくやったことをGoogleや他者に理解してもらうことが必要なのです。(日本人の方には苦手かな…)

参加者からの事前質問

次にE-E-A-Tに関する事前質問を取り上げて解説しました。

この質問に関してはコガンさんが実例を用意。Wirecutterというサイト。

コガンさん:このサイトはNYTimesが買いましたが、E-E-A-Tの話題の中で完璧な例としてよく出てきます。このサイトはレビューサイトで、このページは除湿器のページ。

まずは一番上に「We independently review everything we recommend. When you buy through our links, we may earn a commission」が出てきます。

つまり、アフィリエイトリンクがあることをはっきり伝えていまして、Learn Moreをクリックするとさらにどのように商品を評価していて、手数料がどのように入るかなども明記されています。

この記事は結構長いのですが、まずは結論がきます。そしてこのアフィリエイトリンクにはちゃんとrel=sponsoredがついていて広告リンクだよということをGoogleに伝えています。さらによかった除湿器には具体的な評価指標、そして各レビューにはメリットデメリット、数値(例えば容量や重さ)などもしっかり記載されています。

結論のあとには詳細がきます。そこにはWho(誰に必要?)、How(どうやってテストした?)が書かれています。HowはExperienceに該当しますが、何時間テストしたか、どの評価指標を使っているか、そして実際に使っている方のレビュー(経年レビュー)まで集めているんです。

この記事は情報豊富なだけでなく、読みやすいし、読んでいて楽しいのです。

最後に誰が書いているか、その著者の経歴なども書かれています。

記事によってはSourcesで引用元も提示してあります(赤ちゃんのお風呂の例では研究結果の引用)。

E-E-A-Tが完璧にできているのでぜひ参考にしてください!

次のコラムは最後、5つめの論点「Q&A」。UX、グローバルSEO、Bingなど事前に様々な質問をいただきましたので、それらを紹介したいと思います。

今回の一連のコラム:
1番目のトピック「ページネーション」はこちら
2番目のトピック「クロールバジェット」はこちら
3番目のトピック「サイトマップ」はこちら
4番目のトピック「E-E-A-T」(本コラム)
5番目のトピック「様々なSEOのQ&A」はこちら

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