2021年7月、Google アナリティクスを利用しているユーザー宛にアクセス権限変更の案内メールが届きました。メール文面では7月の時点で数週間中という案内でしたが、11月に入りアユダンテのアカウントでも反映されました。本コラムではアクセス権限変更内容を説明します。
件名:[法的通知] Google アナリティクスでアクセス権限に変更がございます
数週間中に、Google アナリティクスのすべてのアカウントで、[ユーザー管理] 設定が更新されます。これにより、ご利用のアカウントで各ユーザーに付与されている権限にも影響がありますのでご連絡させていただきました。
~以下略~
ヘルプ:Access and data-restriction management
https://support.google.com/analytics/answer/9305587?hl=en
※日本語版のヘルプは2021年11月6日時点で反映されていません。
Google アナリティクス(UA)の新しいユーザー権限
Google アナリティクスではアカウント、プロパティ、ビューごとにアクセスするユーザーのアクセス権限(役割)を設定することが出来ます。今回の変更で従来のアクセス権限の名称と役割が一部変更されました。Google アナリティクス(UA)の新しい権限(役割とデータ制限)は以下です。
管理者(Administrator)
それぞれ追加したアカウント、プロパティ、ビューのフルコントロール権限です。 「ユーザーの追加/削除」「付与されたプロパティ、ビューに対するすべての編集」が可能な権限です。
編集者、アナリスト、閲覧者の役割が含まれます。
編集者(Editor)
「付与されたプロパティ、ビューに対するすべての編集」が可能な権限です。 「ユーザーの追加/削除」をすることはできません。
アナリスト、閲覧者の役割が含まれます。
アナリスト(Analyst)
各レポートの表示と設定データの表示以外に共有アセットを編集することが出来ます。
<共有アセット>
アトリビューション モデル
コンバージョン セグメント
カスタム レポート
ダッシュボード
閲覧者の役割が含まれます。
閲覧者(Viewer)
各レポートの表示と設定データの表示が出来ます。役割:アナリストが作成した共有アセットを表示することはできますが、編集をすることはできません。
なし(None)
役割が割り当てられてません。
※他の目的でアクセス権が付与されている可能性があります。
ユーザー権限(役割)ごとのGoogle アナリティクス管理画面
ユーザー権限ごとにGoogle アナリティクスの管理画面にあるプロパティ、ビューでどのような違いがあるか画面を紹介します。
新しいユーザー権限変更による注意点
今までのユーザー権限(役割)は自動的に新しい役割に振り分けられます。 注意点として、今までユーザー追加、削除を目的として利用していた「ユーザー管理」の権限のみ付与しているユーザーがいる場合、該当するユーザーは自動的に「管理者」の役割に変更されます。「管理者」の権限はアカウント、プロパティ、ビューですべての設定における編集が行えるため注意が必要です。