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機能概要
オフライン上で発生したコンバージョンをGA4に取り込み、可視化/活用することができる機能になります。 例えば、オンライン上ではオンライン上では審査申込を行い、オフライン上で審査されコンバージョンが確定するケースなどに利用できます。 コンバージョンとして計測するイベントは通常のウェブサイトやアプリの計測と同じ仕様にそって設定します。 コンバージョンに付随して計測するカスタムディメンションやカスタム指標も同様に設定できます。GA4にインポートするオフラインデータ
オフラインデータはCSV形式でインポートします。 1イベントにつき1行となります。したがって、1ユーザー(1client id)に対して複数コンバージョンが発生する場合は、その分だけイベントの行を作成します。 各フィールドは以下のとおりとなります。 (eコマースのフィールドは「オフライン上にある売上データをインポートする」を参照してください。)フィールド名 | 説明 | |
measurement_id | 測定IDまたはアプリID | 必須 |
client_id | client_idまたはapp_instance_id | 必須 |
event_name | コンバージョン名 | 必須 |
timestamp_micros | イベント発生から72時間以内の日時 ※日時はマイクロ秒で指定 ※省略した場合はCSVアップロード日時 | 任意 |
user_id | 会員IDなどサービス提供者が独自に生成する永続的なユニークID | 任意 |
event_param.<<パラメータ名>> | ・カスタムディメンション(イベントスコープ) ・カスタム指標 のパラメータ名 | 任意 |
user_property.<<ユーザープロパティ名>> | カスタムディメンション(ユーザースコープ) のパラメータ名 | 任意 |
オフラインイベントのインポート設定とコンバージョン設定
インポートする前に必用に応じてコンバージョンとカスタムディメンション、カスタム指標の設定を行います。 上記のサンプルCSVを例に設定を解説します。- イベント名:off_event
- カスタムディメンション:パラメータ名「param1」
- カスタム指標:パラメータ名「param2」
オフラインの売上データをインポートする
オフラインの売上データもeコマースとしてインポート可能です。 CSVデータのフィールドに設定するイベント名やパラメータ名は定義済みの名称で設定する必用があります。 購入完了の場合は例として以下のようなフィールドになります。フィールド名 | 説明 |
client_id | client_idまたはapp_instance_id |
event_name | 購入完了は「purchase」固定 |
event_param.transaction_id | 取引を一意に識別する ID |
event_param.value | 売上金額 |
event_param.currency | 通貨(日本円はJPY:3文字の ISO 4217 形式) |
item<<N>>.item_id | 商品ごとの固有ID |
item<<N>>.item_name | 商品名 |
item<<N>>.item_category | 商品カテゴリ カテゴリに階層がある場合はitem_category2~item_category5を利用 例)item1.item_category2 |
item1<<N>>.item_brand | 商品ブランド名 |
item<<N>>.item_variant | 商品のバリエーション(カラーやサイズなど) |
item<<N>>.quantity | 商品の数量 |
item<<N>>.price | 商品の金額 |