データポータルのGoogle アナリティクス 4 コネクタの一般提供が2020年12月に開始されましたが、GA4のレポート上にある基本的なディメンションでないものがあるなど、まだ不完全な部分があります。
今後徐々に補完されていくと期待されますが、2021年1月末に、データポータルのGoogle アナリティクス 4データソースに参照元フィールドが追加されました。これにより、GA4の集客レポートのデータをデータポータル上でカスタマイズして表示できるようになりました。
今回は追加されたフィールドと追加方法についてご紹介します。
1.追加されたGA4の参照元フィールド
追加されたフィールドは以下の11個で、GA4の集客レポートのユーザー獲得レポートとトラフィック獲得レポートの分類と同様に、ユーザースコープ、セッションスコープのディメンションがそれぞれ追加されました。
※2021年2月現在()内の英語表記で追加されます。
〇 GA4レポート:集客 > ユーザー獲得
- ユーザー Google 広告の広告グループ ID(User Google Ads ad group ID)
- ユーザー Google 広告の広告グループ名(User Google Ads ad group name)
- ユーザー Google 広告の広告ネットワーク タイプ(User Google Ads ad network type)
- ユーザー メディア(User medium)
- ユーザー キャンペーン(User campaign)
- ユーザー 参照元(User source)
〇 GA4レポート:集客 > トラフィック獲得
- セッション Google 広告の広告グループ ID(Session Google Ads ad group ID)
- セッション デフォルト チャネル グループ(Session default channel grouping)
- セッション メディア(Session medium)
- セッション キャンペーン(Session campaign)
- セッション 参照元(Session source)
2.既存のGA4データソースへの追加方法
データソースを新規作成する場合は設定不要ですが、既存のGA4データソースに今回追加されたフィールドを追加するには、フィールドの更新が必要です。
フィールドの更新はデータソースの編集画面から行うことができます。
〇 フィールドの更新手順
- データポータルレポートの編集画面でタブ [リソース] > [追加済みデータソースの管理] をクリック
- GA4のデータソースの行で [編集] をクリック
- データソースの編集画面で、左下の [フィールドを更新] をクリック
- 以下の画面で [適用] をクリック
- 編集画面右上の [完了] をクリック
完了することで新しいフィールドが追加されます。