コアアルゴリズムとは?時期傾向やコアアップデートの影響度を解説

2020年12月28日
ライター:岩井 謙治

GoogleのコアアルゴリズムのアップデートはSEO対策を行っているサイトにとっては効果に大きな影響を与える可能性がある一大イベントです。 そんなコアアルゴリズムとはどんなもので、いつ行われ、どれくらいサイトの流入に影響を与えるものなのかを過去のデータから解説したいと思います。

コアアルゴリズムとは?

アルゴリズムとは「手順や計算方法」を意味する言葉ですが、Google検索のアルゴリズムとは、検索結果の順位を決めるプログラムのことで、200以上のアルゴリズムを使用していると言われています。
では、コアアルゴリズムとはどのようなものかというと、「コア(core)」は「中心部」を表すことから、Googleの検索アルゴリズムの中でも中心的なものを指しています。
Googleは日々細かなアルゴリズムのアップデートを行っていると言っていますが、コアアルゴリズムのアップデートは近年では年に3回実施されています。

コアアップデートが行われた時期

コアアップデートは通常Googleからの予告はなく実施され、事後報告のパターンがほとんどです。
そのため、いつ行われるか予測するのは難しいですが、過去のデータから傾向を探ってみたいと思います。

以下は、近年に行われたコアアルゴリズムのアップデートの月を年ごとにまとめた表です。

回数 コアアップデート実施月
2020年 3 1月、5月、12月
2019年 3 3月、6月、9月
2018年 3 3月、4月、8月

ここ3年は年間3回のペースで行われています。実施される間隔の平均値は4.1ヶ月でした。
最も間隔が短かったのは、2018年3~4月の1ヶ月で、最も間隔が長かったのは、2018年8月~2019年3月と2020年の5~12月の7ヶ月でした。
過去3年のデータからは、年前半(1~6月)の間に2回実施され、年後半(7~12月)の間に1回実施されるという傾向にあるようです。

また、実施された月ごとで集計すると、多かった月は、3月の2回、少なかった月は2月・7月・10月・11月の0回といった感じです。

▼月別のコアアップデート実施回数
月別のコアアップデート実施回数

コアアップデートの影響度

冒頭でコアアップデートはSEO対策を行っているサイトに大きな影響を与える可能性があるとお伝えいしましたが、どのくらい影響があるのかを、いくつかのサイトのデータから参考情報として説明したいと思います。

以下の表は、サイトごとのコアアップデートの実施日の前後30日の流入数の変化で大きかったものをまとめたものです。ただし、その変化がアップデートだけのものと思われないもの(例えばサイトの繁忙期や長期休暇による検索需要の低下など)は省いております。

サイト規模 最大増加率 最大減少率
大規模サイトA 6.61% -3.04%
大規模サイトB 20.72% -1.44%
中規模サイトA 27.96% -6.44%
小規模サイトA 65.81% -11.89%
小規模サイトB 97.32% -1.23%
小規模サイトC 400.25% -5.94%
小規模サイトD 79.51% -7.59%

小規模サイトCとDは、リニューアルでサイト全体にわたる大規模なSEO対策を行った後の初のコアアップデートであったため、大きな変化となりましたが、規模が小さいほど、その影響度が大きいのがわかるかと思います。
ちなみに、上記のサイトはすべて適切なSEO対策を施しているサイトであるため、大きな減少になったサイトはないですが、Googleからサイトやコンテンツが低評価の判断が下されたときは、上記の大きな増加率とは逆の結果も当然あることを理解しておく必要があります。

悪影響を受けないための対策方法

上記のように一部のサイトではGoogle検索からの流入に大きな影響を与えるコアアルゴリズムのアップデートですが、アップデートによる悪影響を受けない対策方法はあるのでしょうか?
この章では、アップデートで悪影響が少なかったサイトの特徴から対策のポイントを2つ説明します。

ポイント1.コンテンツの質の向上

コアアップデートで悪影響を受けるサイトの多くは、コンテンツの質に問題があることが多い傾向です。
例えば、以下のような状態のページがサイト内に多くある場合は、改善することをおすすめいたします。

  • メインコンテンツの情報量が少ないページが多くある
  • サイト内に類似するコンテンツが複数ある
  • ページのメインエリアに広告が多く配置されている
  • コンテンツにオリジナル性がない

ポイント2.E-A-Tの向上

E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)のアルファベットの頭文字で作られた略語です。
Googleは近年、「専門性が高く、権威性があり、信頼できるページ」を評価し、特にYMYL(Your Money, Your Life)と呼ばれている分野(幸福・健康・財産・安全、など)に関するページは、その影響を大きく受けます。
つまり、どういうサイトで、誰が、どのような情報を提供しているのか、というところが重要になってきます。
例えば、アユダンテのサイトで、SEOコンサルタントの私が、SEOに関する情報を書いたページであれば、高いE-A-Tと言えるかと思いますが、ページの内容が経済に関する情報の場合、SEO対策を意識したコンテンツ制作を行っても、素人のブログ記事程度の評価になるでしょう。



2020年12月に行われたコアアルゴリズムのアップデートも、やはりコンテンツの品質に問題があるサイトで流入が減少したという情報を聞いています。
コンテンツはSEO対策において最も重要な要素ですので、近年のSEO対策では、高品質なコンテンツの提供と、E-A-Tの向上なくして、高いSEO効果の獲得は難しい状況になっています。