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第一部:ワンチームで取り組むデジタルマーケティング
「第一部:ワンチームで取り組むデジタルマーケティング」では、セールスフォース小貫様より、社内と社外のパートナーの関係者が「ワンチーム」となり、メンバー全員が達成すべきKPIと方向性を共有した上でのデジタルマーケティングのプロジェクトを実行する取り組み方を共有いただきました。 これによりデジタルマーケティングのプロジェクトを円滑に進めることができるといいます。小貫様はこのワンチームでの取り組みを「内製・外注のいいとこどり」と述べ、以下の3つのメリットを挙げました。 1.外部の知見や技術を自社の資産にできる 2.優秀な人材を確保してリソース不足を解消できる 3.コミュニケーションに価値が生まれる 特に3については「熱量」の重要性が強調されました。1日中ミーティングルームにこもって一つのテーマについてディスカッションしたエピソードに触れ、自社もパートナーも同じ熱量で取り組むことによってシナジーが生まれると語りました。 続いてアユダンテ高瀬順希からは、2015年から現在にいたるセールスフォースとアユダンテの取り組みについて共有しました。アユダンテが本格的に広告運用に取り組む2015年以降、「Display広告メイン」「Facebook広告メイン」「動画広告メイン」と3つの広告媒体に注力してきたことを語りました。 ここでは、現在進行形で深く取り組む「動画広告」パートで語られた、印象的なエピソードを紹介します。 以前制作会社に動画制作をおまかせしていた頃は、簡易的な指示書で動画案が上がってきて、手直しが何度も入ってしまい、動画完成まで多くの時間と労力がかかっていたのだそうです。そして、ようやく出した広告もなかなか成果が上がりませんでした。 現在は、高瀬自身が絵コンテをきっちりと書き、カットごとにこの画像とこの文言が表示されて、BGM、エフェクト、ナレーションはこうしてくださいと、すべて指示して作っています。これにより動画制作前にフィードバックをもらえるので手戻りも少ないことが強いのだと言います。結果、動画広告の成果も大きく伸ばすことができました。 動画広告の成功のポイントは「動画制作に入る前の戦略設計」にあり、ふだん広告を出している人間が(戦略設計のパートである)絵コンテを切り、それを表現するパートを制作会社に担当いただくという棲み分けが理想的で、最も成果を出せると強調しました。 このエピソードが語られた際、小貫様は「パートナーとして、まかせられたこと(=広告運用)だけをやるのではなく、このように詳細な指示までやってくれるのはなかなかない」と述べました。ワンチームで取り組むことの強みがあらわれた好例だと言えそうです。第二部:実践!業務に活かせる広告プロジェクトの基礎設計
第二部:実践!業務に活かせる広告プロジェクトの基礎設計では、もし「リードを生み出すために広告を出してください」と依頼されたとき、小貫様、高瀬さんは何をどう進めるのか。プロジェクト進行の流れを実戦形式で解説いただきました。 このなかで広告プロジェクトは大きく「ヒアリング」「戦略構築」「実行」「振り返り」に分かれています。図示するとこうなります。
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