こんにちは、アユダンテ株式会社の寳です。
2019/4/19インプレス社から『Amazon広告打ち手大全』が発売されました。株式会社5の鳴海拓也さんとの共著になります。
原稿を書き終えてから、最後に書かせていただいた「あとがき」を転載させていただきます。よろしかったらお読みくださいませ。
私のネット広告運用のキャリアはAmazonから始まった、といっても過言ではないでしょう。SEM(Search Engine Marketing)の世界に飛び込んだのは2006年のことですが、最初に運用を担当させていただいたのがAmazon.co.jpでした。
国内中堅ポータルサイトの検索結果にAmazonの広告が表示され、そしてクリックされると、するすると購入につながります。当時からCVRの高さは圧倒的で、Amazonのページを眺めては「なぜだろう?」とよく考えていたものです。
そして、キーワードの抽出方法を工夫したり、広告文やランディングページのABテストを行ったりすることで、成果はさらに上がっていきます。「リスティング広告は、使い方しだいで売り上げを大きく伸ばせるんだ」――そう確信した、私にとって運用型広告における最初の成功体験となりました。
そのような背景もあり、このたび株式会社5の鳴海拓也さんと一緒にAmazon広告の書籍づくりに参加できたことは、望外の幸運でした。この場を借りて、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。ありがとうございました。
鳴海さんはGoogle広告をはじめとするリスティング広告のプロフェッショナルでありながら、Amazon広告にいち早く取り組んできた先駆者です。彼から教わり、対話しながらAmazon広告に取り組む中で、私はそれまでの運用経験で得た思考のパターンを一度リセットし、新たに習得する必要があることを何度も痛感しました。
本書の読者には、リスティング広告の運用経験を持つ方も多いと思いますが、Amazon広告はこれまでの延長というよりも、マーケティングを「学び直す」つもりで取り組むことが求められるでしょう。本書によって多くの方々がAmazon広告に触れ、ビジネスを成長させる“打ち手”として活用していただくきっかけになれば幸いです。