Facebookがついにハッシュタグを導入:使い方は?
2013年06月28日
ライター:Danny Sullivan

※この記事はMarketing Landの許諾を得て、以下の記事を翻訳したものです。
Facebook Finally Gets Hashtags: How They Work

Twitterにはある。Google+にもある。Instagramにもだ。ようやくFacebookも導入する。ハッシュタグだ。
ハッシュタグが導入されれば、Facebookはこれまでハッシュタグに的を絞ったキャンペーンへ流入していたマーケティング資金を活用できるようになる。

Facebookのハッシュタグ

Facebookは(6月12日米国時間)、新しいハッシュタグ機能への対応について次のような概要を投稿した

―今日から、Facebookでハッシュタグがクリック可能になります。Instagram、Twitter、Tumblr、Pinterestなど他のサービスと同様に、Facebookのハッシュタグを使って、何の話題に関する投稿かを説明したり、より大きな議論の一部であることを示すことができます。Facebook上でハッシュタグをクリックすると、そのイベントや話題に関しての意見やFacebookページがフィード表示されます。

Facebookでの使用例

Facebookでの使用例の図

ハッシュタグを作成して、新機能のハッシュタグフィードをクリック

下の画像は私が作成したハッシュタグ付きの投稿である。
ハッシュタグを使用したことがある人は簡単に理解できるだろう。ハッシュタグにしたい単語の先頭に「#」記号を付けるだけでいい。

ハッシュタグを使った投稿の例

ハッシュタグをクリックすると、オーバーレイウィンドウが別に開いてそのハッシュタグの付いたコンテンツが表示される。

投稿のハッシュタグをクリックしたあとの例

Facebookが「ハッシュタグフィード」と呼ぶこのオーバーレイウィンドウの最上部から新しい投稿を作成 することもできる。

#ハッシュタグの検索

皮肉なことに、Facebookのグラフ検索では未だに投稿を検索することができないのに、ハッシュタグを検索することはできる。
「#」記号で始まるハッシュタグキーワードの検索してみよう。

ハッシュタグの検索例

ハッシュタグを検索すると、該当するすべてのハッシュタグが表示される。検索語の先頭にハッシュタグであることを示すアイコンがつき、その下に「ハッシュタグ」と表示され、ハッシュタグ検索をしていることがわかるようになっている。
検索結果はハッシュタグフィードウィンドウに表示される。

Instagramなどで使用されているハッシュタグも有効

他サービスで共有されているハッシュタグも使える。例えば、Instagramの写真に付いたハッシュタグは、Facebookでもクリックすることができる。
しかし、このハッシュタグをクリックしても、今のところInstagramではなくてFacebookの該当するコンテンツが表示されるのみである。

例を挙げよう。これは私がハッシュタグを付けてFacebookでシェアしたInstagramの写真だ。

Instagramでハッシュタグを付けてシェアした投稿の例

ハッシュタグをクリックすると該当するコンテンツが表示されたが、それはInstagramのコンテンツではなく、そのハッシュタグをつけて直接・間接を問わずFacebookにポストされた投稿だ。

Instagramでハッシュタグを付けてシェアした投稿で、ハッシュタグをクリックした例

ハッシュタグのトレンド機能は近日中に登場

残念ながら、今のところFacebookでどんなハッシュタグが流行っているかを見ることはできない。検索バーに「#」で始まる単語を入力しても、キーワードサジェスチョンが提供されることもない。

しかしFacebookによれば、数週間のうちに「トレンドトピック」機能が登場し、この点は変わるようだ。

―現時点ではありませんが、今後数週間以内にトレンドトピックサービスを開始する予定です。

Facebook上の会話に参加し、広告主の資金を獲得

Facebookのハッシュタグサービスの開始は長い間待たれていた。ハッシュタグはFacebookの広告資金獲得競争に有利に働くはずなのだ。ハッシュタグはブランドキャンペーンを展開する広告主に人気があることがすでに実証されているのだから。

例えば、ハッシュタグは前回のスーパーボールで大量に利用された。これはFacebookとは比較にならないほどツイッターが多用されたということをわかりやすく示している。
つまり、広告主によってどのように使われたかという観点からは言えば、ハッシュタグはTwitterでの会話を盛り上げるということにこそ力を発揮したのである。

これでようやくFacebookも広告主とマーケターにアピールできるようになる。うちでもハッシュタグのネタを作って会話を主導することができますよ、と。