Googleアナリティクスの「モバイルかどうか(is Mobile)」、「タブレットかどうか(is Tablet)」が廃止に。

日付:
2014/10/27
カテゴリ:
Googleアナリティクス
ライター:
村山佑介

Googleアナリティクスにて、フィルタやカスタムレポートのディメンションとして設定することができる「モバイルかどうか(is Mobile)」、「タブレットかどうか(is Tablet)」が廃止になるようです。
今回は、廃止となる「モバイルかどうか(is Mobile)」、「タブレットかどうか(is Tablet)」の対応策と注意点をご紹介いたします。

  1. UA判定によるデバイス専用ビューの設定(廃止予定の方法)
  2. UA判定によるデバイス専用ビューの設定(今後、推奨される方法)
  3. 廃止予定のフィルタフィールド「モバイルかどうか(is Mobile)」、「タブレットかどうか(is Tablet)」を使用している場合の対応方法と注意点
  4. 「モバイルかどうか(is Mobile」のディメンションはレポート内でも廃止となります

UA判定によるデバイス専用ビューの設定(廃止予定の方法)

パソコンサイトとスマホサイトにおいてURLが同一となり、UA判定によってユーザーに表示するコンテンツを出し分けているサイトの場合、Googleアナリティクスにてパソコンとスマホの閲覧ユーザーをそれぞれ区別して計測しようとすると、UA判定によるログのフィルタリングが必要です。
フィルタリングを行うのには様々な方法が考えられますが、下記の画像のような設定が一般的だったのではないでしょうか。

・パソコン閲覧ユーザーのみに絞り込む場合

「モバイルかどうか」を「はい」 ⇒ スマホ+タブレット

「除外」を選択することで、「スマホ+タブレット」を除外したパソコンユーザーのみとなります。

UAによるログフィルタリング

・スマホ閲覧ユーザーのみに絞り込む場合

「モバイルかどうか」を「いいえ」 ⇒ スマホ+タブレットではない = パソコンユーザーのみ

「除外」を選択することで、「パソコンユーザー」を除外したスマホ+タブレットユーザーのみとなります。

スマホ閲覧ユーザ絞り込み目的のログフィルタリング

スマホユーザー閲覧のみに絞り込むために、さらにタブレットユーザーを除外する必要があります。
そこで、さらに下記のフィルタを追加します。

タブレットユーザ除外目的のログフィルタリング

「タブレットかどうか」を「はい」 ⇒ タブレットユーザーのみ

「除外」を選択することで、スマホ+タブレットユーザーから、「タブレットユーザー」を除外したスマホユーザーのみとなります。

上記のフィルタ設定方法が一般的だったのですが、こちらの方法は廃止予定となり、今後は下記の方法が推奨方法となります。
また、既に新規フィルタ設定として「モバイルかどうか(is Mobile)」、「タブレットかどうか(is Tablet)」を使用すると、「除外」を選択してもフィルタ適用内容が反映されない、「一致」を選択するとすべてのデバイスをブロックしてしまうという現象(バグ)が見られます。このフィルタフィールドで新規フィルタの作成や、既存フィルタの編集を行わないようにしましょう。

UA判定によるデバイス専用ビューの設定(今後、推奨される方法)

同じフィルタ設定ですが、新しく「デバイスのカテゴリ」というフィルタフィールドが追加されています。
今後は、この「デバイスのカテゴリ」を選択し表示された各デバイス種別から、計測したいデバイスを選択することでフィルタ設定が行えるようになります。

UA判定によるデバイス専用ビューの設定

スマホ閲覧のユーザーのみに絞り込む場合は、「モバイル」を選択して「一致」、
パソコン閲覧のユーザーのみに絞り込む場合は、「パソコン」を選択して「一致」、
タブレット閲覧のユーザーのみに絞り込む場合は、「タブレット」を選択して「一致」を
選択することで、それぞれのデバイスにて閲覧しているユーザーのみに絞り込むことができます。

もし、パソコンとタブレットにて閲覧しているユーザーには同じサイトを表示している場合は、
下記のように「モバイル」を除外することで、「パソコン+タブレットユーザー」を抽出することが可能です。

パソコンとタブレットユーザの両方を抽出

フィルタフィールド「デバイスのカテゴリ」の方が、スマホにタブレットを含んでいないため、「モバイルかどうか(is Mobile)」、「タブレットかどうか(is Tablet)」を使用したフィルタリング方法よりもシンプルに考えることができるようになったのではないでしょうか。

廃止予定のフィルタフィールド「モバイルかどうか(is Mobile)」、「タブレットかどうか(is Tablet)」を使用している場合の対応方法と注意点

「モバイルかどうか(is Mobile)」、「タブレットかどうか(is Tablet)」をフィルタ設定としている場合は、「デバイスのカテゴリ」へ自動フィルタ移行されるとのことです。どのようなタイミングで切り替わるのかは不明ですが注意点があります。

それは、「モバイル」にはタブレットが含まれているという点です。

自動フィルタ移行される「デバイスのカテゴリ」ではスマホとタブレットは別れており、デバイスの分別仕様が異なりますので、予期せぬ判別差異が起こる可能性も考えられます。

例えば、フィルタフィールドで「モバイルかどうか」を「はい」で「一致」を選択すると、計測されるユーザーは「スマホ+タブレット」ユーザーとなりますが、自動移行した「デバイスのカテゴリ」にて「パソコン」を「一致」で「除外」へ移行されるのでしょうか。
その他にもフィルタを2つ組み合わせて「パソコン+タブレット」ユーザーを絞り込んでいた場合など、自動フィルタ移行が正確に行うことができるのかに疑問が生じます。

自動フィルタ移行に懐疑的な方は、既存ビューのフィルタ設定をいきなり変更するのではなく、フィルタフィールド間の数値確認のための新規テストビューを作成し、検証することをおすすめします。

※ビューのコピーは、ビュー設定の「ビューをコピー」から作成できます。

ビューのコピーの作成

「モバイルかどうか(is Mobile」のディメンションはレポート内でも廃止となります。

「モバイルかどうか(is Mobile」のディメンションは、セカンダリディメンションやアドンスフィルタ、セグメント、そしてカスタムレポートでも使用可能でしたが、こちらも廃止となります。

・セカンダリディメンション

レポート内での状況

・アドバンスフィルタ

アドバンスフィルタの場合

・カスタムレポートとセグメント

カスタムレポートとセグメントの場合
カスタムレポートとセグメントでの条件

この2つだけは警告が表示されている…。

今後は下記のように「デバイス カテゴリ」から「desktop(=パソコン)」、「mobile(=スマホ)」、「tablet(タブレット)」を選択するようにしましょう。

今後の設定方法

ぜひ、参考にしてみてください。