GA4のよくある疑問を解決:サイト内のページ遷移はどうやって見る?
2025年06月3日
ライター:土屋 英恵

GA4でよくいただくご質問として、「TOPページから遷移しているのはどのページが多いのか?」「このページにはどのページから来ることが多いのか?」など、サイト内のページ遷移の見方を知りたいというものがあります。

今回は、GA4でサイト内ページ遷移を確認する方法をご紹介します。

  1. サイト内の特定ページからのページ遷移、または参照元ページを確認する方法
  2. サイト内の複数のページ遷移を確認する方法

1.サイト内の特定ページからのページ遷移、または参照元ページを確認する方法

探索レポートのディメンション「ページの参照元 URL」を使用する

サイト内の特定ページからのページ遷移、または参照元ページを確認するには、探索レポートでディメンション「ページの参照元 URL」を使用します。

「ページの参照元 URL」は、ユーザーが対象のページにアクセスする前にアクセスしていた、自社のウェブサイトのドメインまたは外部ドメインのURLです。

これを利用した、探索レポートの設定例を目的別にご紹介します。

特定ページから他のページへの遷移

  1. 自由形式の探索レポートで

    ・ディメンション:ページの参照元 URL、ページパスとスクリーン クラス
    ・指標:表示回数

    を追加し、それぞれ[設定]列の[行]と[値]に設定します。
  2. 特定ページからの遷移に絞り込むため、[設定]列下部の[フィルタ]で「ページの参照元 URL」を選択し、該当するURLを設定します。
    ※[ネストされた行]を「Yes」にすると同一ディメンションがまとめられ見やすくなります。

他のページから特定ページへの遷移

  1. ディメンション・指標は上記と同様に設定し、特定ページへの遷移に絞り込むため、[設定]列下部の[フィルタ]で「ページパスとスクリーン クラス」を選択し、該当するURLを設定します。
  2. サイト内からの遷移のみに絞り込む場合、[フィルタ]で「ページの参照元 URL」を選択し、自社ドメインが含まれるよう設定します。

2.サイト内の複数のページ遷移を確認する方法

経路探索レポートを使用する

経路探索レポートを使用すると、サイト内の複数のページ遷移を視覚的に確認することができます。

経路探索レポートを使用した場合の設定例を目的別にご紹介します。

特定ページから他のページへの遷移

  1. 経路探索レポートを開き、右上の「最初からやり直す」をクリック
  2. [始点]をクリックして任意のページディメンションを選択し、始点となるページを選択
  3. [ステップ +1]から任意のページを選択すると、さらに次のステップの遷移先が表示されます。

他のページから特定ページへの遷移

  1. 経路探索レポートを開き、右上の「最初からやり直す」をクリック
  2. [終点]をクリックして任意のページディメンションを選択し、終点となるページを選択
  3. [ステップ -1]から任意のページを選択すると、さらに前のステップの参照元ページが表示されます。

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この記事を書いた人
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土屋 英恵
カスタマーサクセスコンサルタント
前職の広告代理店では、データアナリストとしてWEB広告の検証や効果分析、ソーシャルリスニングによるユーザーニーズ分析、Googleアナリティクスを活用したサイト改善等に携わる。このたび、データソリューションコンサルタントとして、主にGoogleアナリティクスの導入支援/活用サポートを行う。嗜好品はコーヒーとワイン。社内のコーヒーメーカーを愛用中。
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