[GA4]レポートのデータが少ないと思ったら「しきい値」の確認を
2022年06月21日
ライター:土屋 英恵

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)のレポートを確認していて、「数値がかなり少なく表示されている」「日別データと合計データの数値が合わない」といった場合、データのしきい値が適用されている可能性があります。

本記事では、お客様からのお問い合わせも多いGA4の「データのしきい値」について、適用される条件や対処方法を解説します。

  1. データのしきい値とは
  2. データのしきい値が適用される条件
  3. しきい値が適用されているか確認する方法
  4. 対処方法

1.データのしきい値とは

データのしきい値とは、ユーザー属性などの情報からユーザーを推測することを避けるため、レポートから一部のデータを除外する仕組みです。GA4の標準レポートやデータ探索の他、データポータルのGoogleアナリティクスコネクタで接続した場合のレポートにも適用されるため、注意が必要です。
データのしきい値はGoogleアナリティクスのシステムによって定義されているため、調整することはできません。

ヘルプ:[GA4] データしきい値

2.データのしきい値が適用される条件

データのしきい値が適用される条件は以下のいずれかです。

・Googleシグナルが有効かつユーザー数が少ない

Googleシグナルの設定を有効にしていて、指定した期間のユーザー数が少ない場合、しきい値が適用され、レポートやデータ探索のデータが除外されることがあります。

・レポート用識別子でGoogleシグナルを使用していて、ユーザーベースのディメンションまたは指標が含まれている

レポート用識別子の設定でGoogleシグナルを使用する設定を選択していて、レポートにユーザーベースのディメンションまたは指標(ユーザー属性やユーザー数)が含まれている場合、しきい値が適用され、一部のデータが除外されることがあります。

3.しきい値が適用されているか確認する方法

標準レポートの場合

標準レポートでしきい値が適用されている場合、レポート名右側のマークが!マークに変化します。マークをクリックすると「しきい値を適用しました」と表示されます。

探索レポートの場合

探索レポートでしきい値が適用されている場合、画面右上のアイコンがポート名右側のマークが!マークに変化します。マークをクリックすると「しきい値を適用しました」と表示されます。

4.対処方法

・集計期間を調整する

ユーザー数が少ないことでしきい値が適用されている場合は、指定する期間を広げることでユーザーの総数が増え、除外されていたデータを表示できる場合があります。

・Googleシグナルのデータを使用しない

Googleシグナルは、Googleアカウントを持つユーザー情報をもとに、クロスデバイスでユーザーを判別する機能です。これにより、ユーザーの重複を除去しより正確なユーザー数を計測することができます。
Googleシグナルを使用しないことで、しきい値の適用を回避することが可能ですが、上記の重複除去が行われませんのでご注意ください。

Googleシグナルを使用しないデータの確認方法

・レポート用識別子を「デバイスベース」に切り替える

管理画面のレポート用識別子の設定で「デバイスベース」を選択すると、ウェブサイトの場合はクライアントID、アプリの場合はアプリインスタンスID が使用され、Googleシグナルは使用されません。
この設定はいつでも切り替えることができ、データの収集や処理に影響することはありません。

・BigQueryのデータを使用する

GoogleアナリティクスからBigQueryにエクスポートしたデータには、Googleシグナル由来のデータは含まれず、しきい値も適用されません。
※Googleシグナルではユーザーの重複除去が行われるため、GoogleアナリティクスとBigQueryとでユーザー数が異なる場合があります。

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この記事を書いた人
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土屋 英恵
デジタルソリューション事業部
データソリューションコンサルタント
前職の広告代理店では、データアナリストとしてWEB広告の検証や効果分析、ソーシャルリスニングによるユーザーニーズ分析、Googleアナリティクスを活用したサイト改善等に携わる。このたび、データソリューションコンサルタントとして、主にGoogleアナリティクスの導入支援/活用サポートを行う。嗜好品はコーヒーとワイン。社内のコーヒーメーカーを愛用中。
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