#AskGooglebot:Search Consoleの平均掲載順位やインデックス登録についてのQ&Aまとめ

2021年08月13日

Google ウェブマスターYouTubeチャネルでJohn Mueller氏がウェブマスターからもらった質問に答えていく#AskGooglebotのQ&Aシリーズが配信されています。

この記事では2021年1月から2021年6月までに配信されたSEO関連の5つのQ&Aを日本語に訳してお届けします。(2020年5月~12月のQ&Aの翻訳コラムはこちら

1.一問一答

Q: 1ページに対して複数のCanonicalタグ設定は避けるべきだと思いますが、自URLに向けたCanonicalタグ設定は本当に必要でしょうか?

A: おっしゃる通り、1ページ内に異なる値の複数のCanonicalタグ設定はやめるべきです。

コガン解釈:複数のCanonicalタグ設定はNG、他URLに向けたCanonicalを設定する場合自URLに向けたCanonicalが必須というわけではないということですね。

Q: URL内に日付と月を含めても問題ないですか?ランキングに影響ありますか?

A: URLに日付があっても問題ありません。クロール、インデックスやランキングには影響しません。

コガン補足:URLを頻繁に変えることはよくないので、ページを更新する度にURLの日付が変わらないように注意が必要です。

Q: 画像のホスティングにCDNを使うと自サイトのサーバーでないため、またGoogleが画像のCanonical設定に対応しないため、SEOの観点から良くないと聞きました。

A: 画像のホスティングにCDNを使っても大丈夫です。必ずしも自サイトのサーバーでないといけないわけではありません。

Q: 1ドメインで複数の国のユーザーをターゲットとしたい場合、どうしたら良いでしょうか?ローカルSEOができるような複数の住所はなく、リソースの都合でCCTLDを活用できません。

A: 1つのドメインでも問題ありません。複数の国に1つのサイトで対応しているケースは多いです。

Q: Search Consoleの所有権確認用のファイルをSitemap.xmlに含めなくてもいいですか?Sitemap.xmlにインデックスさせたいコンテンツのみ含めればよいと思っています。

A: おっしゃる通り、Sitemap.xmlに所有権確認用のファイルを含めなくても大丈夫です。そのファイルはSearch Consoleのためのものであり、他の使い道はありません。

2.Google Search Consoleの平均掲載順位

Q: Google Search Consoleの平均掲載順位の精度と信頼性はどうですか?

A:  Google Search Consoleの検索パフォーマンスレポートのデータは、ユーザーに実際に行われた検索のデータを元にしています。推定値などではなく、実際のユーザーのデータです。
詳細が気になる方は、指標についてのヘルプページをご確認ください。

平均掲載順位は、1サイトから表示されるURLの中から、一番上位に表示されるURLの平均掲載順位になります。もし1サイトから複数のURLが検索結果に表示された場合、平均掲載順位は一番上に出たURLのデータを表します。
自分で検索して順位を確認する際に、異なる順位になる場合があります。その原因としては検索結果のパーソナライゼーション、地域ターゲティングや検索結果に一時的にのみ表示された結果が考えられます。例えば、特定のクエリで表示回数が想定より少ないと、後者の可能性があります。そのクエリのすべての検索の中で、あなたのサイトが一部の検索のみで表示されていたということです。また、ウェブの検索結果の中でもサイトが画像検索部分でのみ表示されていた可能性もあることを意識してください。

結論:平均掲載順位や検索パフォーマンスレポートの他の指標は実際の検索データに基づくものです。ただし、実際の検索結果は検索のタイミングによって大きく異なる場合があります。

3. Sitemapの消し方

Q: 今のGoogle Search ConsoleでSitemap.xmlの削除や無効化について教えてください。

A: 画面を見た方が簡単です。
新しいSearch ConsoleでSitemap.xmlを削除するには、サイトマップメニューから削除したいサイトマップをクリックします。
Search Consoleのサイトマップメニューで削除したいSitemap.xmlを選択
そのあと、画面右上の3点のボタンをクリックし、サイトマップを削除します。
画面右上の3点のボタンをクリックし、サイトマップを削除

この操作を行えば、GoogleがSearch ConsoleでSitemapを計測しなくなります。

または、ウェブサイトからSitemap.xmlのファイルを削除し、404もしくは410のステータスコードを返すことでファイルが存在しないことを示しても良いです。時間が経つと、Googleがそのサイトマップのファイルを使わなくなります。

1点注意ですが、サイトマップのファイルを削除しても、Googleがその中にあったURLをクロールしなくなるわけではありません。

サイトマップファイルはGoogleのクロール効率を上げます。例えば、サイトマップファイルを使えば、新URLや更新されたページが少し早めに発見されるのに役立ちます。そのため、サイトマップの使用をお勧めしています。

Googleヘルプ:サイトマップについて 

4.Googleのインデックス登録数に制限があるか

Q: 1サイト当たりGoogleがインデックスできる.htmlの静的ページ数の制限はありますか?

A: 結論から言うと「No」です。制限はありません。

今回のご質問に関係する2つのテーマについて説明します。
1つ目は、「動的」と「静的」なページについてです。コンテンツが一度追加されて変更されない静的なファイルであるか、それともサーバー上で動的に生成されるかは検索エンジンにはわかりません。判別ができないですし、検索エンジンからしたらどちらでもいいです。動的なページのURLに「.html」の拡張子を追加したり、動的なページを静的と見せかけるサイトがありますが、それによる影響は何もないし、そのようにする必要もありません。

2つ目は、インデックス登録数の制限についてです。インデックスの登録数に制限はありませんが、Googleがリソース配分を行う際に注力すべきと判断したものに注力しています。そのため、「インデックスして価値がある」と判断したページを優先的にインデックスしていっています。例えば、新規サイトの場合すぐに何百万ページはインデックスしないかもしれません。ただ、インデックスする価値があると判断されれば、そのページをインデックスしていきます。インデックス登録は完全に自動です。サイトを作っている際に、アルゴリズムにあなたのサイトが「インデックス登録と検索結果に表示する価値がある」と判断しやすくするために、素晴らしいサイトにすることをおすすめします。

5.  新ページのSEOはどれぐらいかかるか

Q: 新ページのSEOはどれぐらいかかりますか?

A:  この質問の回答は難しいです。触れたいテーマは「インデックス登録」と「インデックス登録を早めること」です。

最初に2点注意です。
① Googleが特定のページをインデックスする保証はありません。逆に、ほとんどの検索エンジンがウェブ上に存在する多くのコンテンツをインデックスしません。まず、ウェブ上インデックスしなくても良い重複コンテンツがたくさん存在します。また、ユーザーに見られない、インデックスしてもあまり価値がないコンテンツも多いです。
② コンテンツがインデックス登録されたとしても、ユーザーに必ずしも検索で表示されるとは限りません。また、一度インデックス登録されても、時間が経つにつれてインデックスから消える可能性もあります。

それでは、インデックス登録から見ていきます。新しいページがウェブサイトに公開されたら、インデックス登録に数時間から数週間がかかります。ほとんどの良いコンテンツは1週間以内にインデックスされるでしょう。たまに技術的な問題が発生し、インデックスにもっと時間がかかる場合がありますし、Googleのシステムが他のタスクに追われて単に遅くなるときもあります。

インデックス登録を早めるにはいくつかの施策があります。
・サーバーがある程度のリクエスト数に対応できることを確認します。サーバーが重くなると、検索エンジンのクロールも遅くなります。

・新ページにサイト内からしっかり目立ったリンクを設置します。新ページがウェブサイトの中で重要なページであることがわかると、検索エンジンがそのページのクロールとインデックスの優先度を上げることに繋がりやすいです。例えば、ECサイトで新商品へのリンクがトップページにあると複数のカテゴリ階層を経なくてもGoogleに見つかりやすいです。
・ウェブサイトに必要以上のURLを持つのを避けます。数千年前から始まるカレンダーページや、フィルターやソートの組み合わせが好き勝手にできてしまうカテゴリページなどがある場合、検索エンジンのリソースがそちらに取られてしまい、重要なURLに辿り着けない可能性があります。先程の例のように動的なURLが多数生成される場合、ユーザーはその機能を使えるようにしつつ、クローラーのリソースは奪わないようにすると良いです(コガン補足:例えばSearch ConsoleのURLパラメータツールやrobots.txtでクロール制御をします)。先程言ったように、新しいURLが重要なページであることをわかりやすくしてください。
・URLの提示をします。新ページを自動的に提示するSitemapファイルを活用しましょう。個別URLの送信はSearch Consoleの「URL検査」を活用しましょう。
・ウェブサイトの全体の品質を高く保ちます。ウェブサイトがユーザーにとって大事であることがわかりやすければ、そのサイトのクロールとインデックスも優先されやすいです。

注意点に戻りますと、インデックスを登録してもらったとしても、検索結果に目立って表示されるとは限らないですし、ずっとインデックスされ続けるとも限りません。その確率を上げるためには、全体的に高品質なウェブサイトに作り上げることが効果的です。

新ページが検索で表示されるのには色々な影響や要因があり、それぞれのステップに決まったタイムラインはなく、時間が経つのにつれて状況が変わる可能性もあります。技術要件だけでなく、サイト全体の品質も意識することが重要です。Googleは素晴らしいコンテンツをユーザーになるべく早く見せたいので、そこに重点を置くと良いでしょう。

#AskGooglebotシリーズが今後も続きそうでしたら、また和訳していこうと思いますのでご興味ある方はチェックしてください!