![Googleデータポータルのエクスプローラでマルチレポート機能が追加されました](https://ayudante.jp/wp-content/uploads/2018/09/180926_icon.png)
Googleデータポータル(旧データスタジオ)には、ダッシュボードとして使うことが多い「レポート」と、アドホックに分析(深掘り分析)する際に使うことが多い「エクスプローラ」が存在します。
今回、「エクスプローラ」でマルチレポート機能が追加されました。
エクスプローラの利用方法
エクスプローラはGoogleデータポータルを開いて、左サイドのナビゲーションから利用できます。
![データポータル ホーム画面](/column/img/2018/09/pic_180926_01.png)
「レポート」と「エクスプローラ」の違いとしては、「レポート」は日次、週次、月次と定期的に閲覧するレポートが表示されているダッシュボード的な役割に対して、「エクスプローラ」はダッシュボード内で見つかった変化から、変化の原因となった要因を探るために行うアドホックに分析する際に使うイメージとなります。使い勝手としては、Tableauによる分析に近しいかなと感じます。
![データポータル エクスプローラ画面](/column/img/2018/09/pic_180926_02.png)
マルチレポート機能の利用イメージ
Googleデータポータルにおけるエクスプローラですが、今まで1つのグラフ(コンポーネント)しか表示できなかったのですが、下記のように複数のグラフを表示できるマルチレポート機能(Multi Viz charts)がリリースされています。
![データポータル マルチレポート画面](/column/img/2018/09/pic_180926_03.png)
今までのエクスプローラでは、1つのグラフに対してフィルタ機能を利用することで変化の要因を探っていたのですが、マルチレポート機能がリリースされたことによって、1つのフィルタを複数のグラフに対して適用できるようになりました。
例えば、特定のページの数値変化が激しかったため、特定のページのみをLanding Pageでフィルタリングしたのが下記のレポート画面となります。
![データポータル 特定LPでフィルタリング](/column/img/2018/09/pic_180926_04.png)
複数のグラフを1度に変化させることで、多角的に要因を調査することができるようになりました。
Googleデータポータルにおけるレポートから作成するダッシュボードにおいてもセグメント機能やフィルタ機能で近しい分析は可能ですが、エクスプローラはアドホック分析に特化していることから操作しやすいビジュアライゼーションとなります。
Googleデータポータルの各機能をうまく使い分けて効果的にデータを活用していきたいですね。