Quick DMP / Tableau / Data Studio 勉強会開催報告
2017年01月26日

Quick DMPTableauを担当している加藤賢之です。
先週金曜1/20に株式会社フリーセルさんにて、Quick DMP、TableauおよびGoogle Data Studioの勉強会を開催させていただきました。本日はその勉強会からのかんたんな報告となります。

【 当日のアジェンダ 】
  1. Tableauの紹介とデモ
  2. Quick DMPの紹介とデモ
  3. Data Studioの紹介とデモ
  4. 各製品およびデータビジュアライゼーションに関するQ&A・まとめ

上記のうち、TableauとQuick DMPに関しては加藤より、Data Studioに関しては弊社コガンが担当いたしました。

Data Studioは皆様ご存知の通りGoogleが提供しているダッシュボードツールです。
最近Data Studioの知名度も上がって参りましたので、一般的にはTableauとData Studio何が違うの? と皆さんが気になる点について、弊社でまとめた内容を最後に発表させていただきました。

アユダンテ、「Googleデータスタジオ 360」公式認定パートナーを取得し活用支援サービス開始

フリーセルさんではHubSpotを扱ってられることもありまして、GAのデータとHubSpot、Salesforceなどのデータを自動で統合して分析が出来るのか、という質問をいただきました。
弊社ではすでにQuick DMPをお使いいただいているお客様において、GAデータ、サーチコンソールデータならびに広告運用データ(Google、Yahoo!、Facebook、他)に加え、SalesforceやAdobe Analyticsのデータを自動的に収集しAmazon Redshift DBに蓄積しています。それらのデータはTableauのダッシュボードでまとめて可視化しいつでも分析できる事をお伝えしました。またダッシュボードで利用されているデータソースを使って、Tableau Desktopからいつでも必要な時にアドホックに分析出来る事をデモを交えながらお伝えしました。

# 以下当日お伝えしていないいくつかの情報を追加し補足説明しています。

事例的には、一部お客様において実現できている事をいくつかあげるとすると、

  • 広告のインプレッション数やコストとリード数に相関があるのか確認(AdWords & YDNインプレッション数とコストをSalesforceのリード数と併せてトレンド分析する)
  • また上記がどういった条件で相関があるのか、無いのか確認(各種ディメンションでフィルターする、セグメントで分けて見る)
    • 特定のキャンペーンのみ良い結果が出ていれば、そのキャンペーンを更に補強したり、悪いキャンペーンは更に詳細分析しキャンペーンを継続的に改善
  • Formの時間別広告表示回数やコストを訪問数やリード数と併せて確認(ソース別にマーケティングファネル(チャート)上に問題が発生していないか、ステージ毎に減衰率を確認する)
※ファネル分析の一例

等といったところでしょうか。

なお勉強会でも簡単な比較表を示しながら各製品を説明しましたが、TableauとData Studioを比較する事は、それぞれ製品コンセプトが違う事もあり比較が難しいのが実情です。
割り切ってかんたんに言ってしまうと、以下の説明が今のところは一番近いのではないでしょうか。

  • Data Studioはマーケッターやビジネスユーザーが限られたデータソースで簡単に美しい静的ダッシュボードを作るのに向いている
  • Tableauはあらゆるユーザーが各種データソースを用いて簡単に美しい動的ダッシュボードを作成したりアドホック分析をすることに向いている
  • 両製品ともに組織での結果の共有やプレゼンテーションに重点を置いて開発されている。

今後Data StudioとTableau + Quick DMPでの詳細比較に特化したコラムも別途検討中です。
※Quick DMPはデジタルマーケティング業務におけるTableauの活用を補完するコンセプトで開発しております。

本日はフリーセル様で行った勉強会の簡易報告と、関連する情報を追加し報告とさせていただきました。
フリーセル様、お忙しい中場所とお時間を調整いただき誠に有難う御座いました。

最後にお知らせですが、本勉強会と同等もしくは同内容の勉強会やセミナーの開催を希望される会社様がおられましたら、弊社お問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。基本的には事業会社様、エージェンシー様を問わず実施させていただきます。