※この記事はMarketing Landの許諾を得て、以下の記事を翻訳したものです。
Facebook: We Define News Feed Quality At Source Level, Not By Content Type
ニュースフィードで質の高いコンテンツを優遇するというFacebookの最新の発表は未だに実行段階であるが、この変更はブランドやクライアントにどのような影響を与えるのだろうか ?
本日行われたAllThingsDとのインタビューにおいて、Facebook社ニュースフィード部門マネージャーのラース・ベックマン氏により、同社の ニュースフィードへの最近の変更の目的が少し明らかになった。
Googleが2011年に実施した低質のコンテンツとWebサイトをターゲットにしたPandaアップデートとの比較を、ベックマン氏は重要視しなかったが、同時にベックマン氏は、Pandaを完全に理解しているわけではないと念を押している。ベックマン氏は、「Facebookの目標はニュースフィードで「ユーザーに価値ある情報を提供することです」と繰り返し述べている。
ベックマン氏がピーター・カフカ氏に対して、現時点では、このニュースフィードアルゴリズムはコンテンツの種類ではなくサイトレベルで質の高さを決定していると述べたことが、最も興味深い点かもしれない。
コンテンツの情報源に注意を払っていますか? それとも、コンテンツの種類のみに注意を払っていますか?
現時点では、情報源レベルの確認がほとんどです。私たちの手法が精錬されていけば、コンテンツの種類の違いに着目した識別がより大きな割合を占めることになるでしょう。しかし、現時点で「質の高いコンテンツ」の識別は、ほとんど情報源レベルで行われています。
では、サイトXからの情報を質が高いと判断し、サイトYからの情報を質が低いと判断するかもしれない、というようなことですか?
はい、そうです。
この変更は、人気のあるミーム ( すなわち、気難しい猫 : Grumpy Cat ) をニュースフィードから排除するためのものではないとベックマン氏は語る。その種のコンテンツを望むユーザーも存在するからだ。しかし、今回のアルゴリズム変更で、「いいね!」や「シェア」を懇願するコンテンツ (すなわち、わんちゃんが好きならこの記事に「いいね!」をクリック) は優遇されなくなったと彼は言う。
アクションを誘因する文章や写真を含む投稿は、自然と優遇されます。また、「いいね!」の数だけを評価した従来のフィードランキングでは、これらの投稿はすべて優遇されてきました。
「優遇されてきました」と過去形の表現である点が重要だ。少なくとも私の最近の経験によれば、ニュースフィードでのこの種のコンテンツの可視性はかなり低くなっている。
このニュースフィードアルゴリズムがサイトレベルで質を判断しているとしても、Facebookは、非常に高いシェア率を誇る見出しを持つ記事を投稿するBuzzfeed、Upworthy、その他特定のサイトを「抑制」しようとしているわけではないとベックマン氏は言う。
特定の敵やターゲットはまったくありません
AllThingsD のインタビュー全文はここにあるが、今回のインタビューでは、ニュースフィードのクオリティ判定の変更についてのみで、最近話題になった、運用者はこの先、オーガニックリーチが減ることを覚悟しなければならないかもしれない、という点については触れていない。