UcarPAC株式会社様
「一緒に考えるパートナー」として、共有と挑戦を重ねる伴走型マーケティング支援を。

UcarPAC株式会社(以下、ユーカーパック)は、独自の査定システムとオンラインオークションを組み合わせ、中古車流通の透明性と効率性を高めるプラットフォームを提供しています。全国8,500社以上の買取業者が参加し、ユーザーにとって安心かつ高い価値を実現する車買取体験を支援しています。近年では、AIによる相場予測機能を備えた「ユーカーパックアプリ」をリリースし、データとテクノロジーを駆使したサービスの進化にも注力しています。

私たちアユダンテは2023年より、ユーカーパック様のSEO施策およびデジタル広告運用をご支援しています。本事例では、施策の背景や具体的な取り組み、そして今後の展望について、事業推進室の矢部様・清水様・市村様にお話を伺いました。

きっかけと取り組み内容

ーアユダンテに依頼した背景を教えてください。

もともと前の代理店さんでは、新しい提案があまり出てこなくて、話しても「まあ難しいですよね」で終わっちゃうみたいなことが多かったんです。そうすると、社内的にも「どうやって改善していこうか?」みたいな方向に話が進まないので、停滞感がありました。

うちはベンチャーなんで、新しいことをどんどんやって成果を出して、売上を上げていかなきゃいけないんですよ。だから、そういう意味でも「これ以上は厳しいな」と思っていて、SEOのリニューアルタイミングだったこともあり、アユダンテさんに声をかけました。

広告とSEOを両方見てもらえるというのは大きかったですね。スペシャリストの方も多いと感じていたし、話していてもサービス理解とかユーザー理解に前向きだなという印象がありました。

ー広告LPからサイトへの誘導に切り替えた件について

最初はLP中心でやってました。やっぱりLPの方がコンバージョン取れるよねっていうのがあるので。ただ、SEOで作ったサイトを広告では使ってないのって、もったいないなと思っていたところがあって。広告のリンク先を途中からサイトに変える提案をもらって、それも実施しました。

回遊されるとコンバージョン取れないんじゃないかという懸念はありました。でも、「やってみないとわからないよね」ということで、まずやってみたという感じです。結果として、CVやCPAは良くなりました。CPCは上がっちゃいましたけど、その分の効果は出てたと思います。

ユーカーパック様とアユダンテの取り組みが始まったのは2023年。当時、前の代理店に対しては「提案が少なく、状況が変わらない」という課題があったといいます。2022年とリンク先をLPからサイト側へ変更した2024年を比較すると、申し込みから成約までの数値が向上し、売り上げが約400万円増加しています。
特に、P-maxキャンペーンでCV数は190%増加していることから、これまで想定していなかったユーザーの獲得にもつながったのではないかと想像しています。

コミュニケーションのあり方

ーデータ共有のスタイルが特徴的

基本的に、広告から成約まで全部出しています。そこを隠してしまうと、見てるものが違うままで話しても意味がないんで。

代理店さんって、基本的に広告を出してもらえればもらえるほど利益が出るモデルですよね。でも、うちのビジネス的には、ちゃんと制約して利益が出ないと継続できない。だからそこも含めて、責任を持って見てもらいたいと思っています。

あと、全体を見てもらったほうが良い提案になるじゃないですか。広告だけじゃなくてSEOもお願いしてるわけなので、Webマーケティング全体の中で広告がどういう役割を果たすのか、というところまで一緒に考えていきたいと思ってます。

ー情報共有に関して、印象に残っていることはありますか?

前の代理店さんでもデータは出してたんですけど、やっぱり「成約まで見せてる」っていうのは少ないかもしれないですね。でも、見せないで施策を考えるって無理じゃないですか。全部出したほうが、アユダンテさん側でもちゃんと提案しやすいだろうし、やってて良かったなと思ってます。

ー普段のやり取りについて

SlackとGoogleスライドを組み合わせてやってます。月次レポートでまとまった資料をもらうだけよりも、スライドに随時追加していって、Slackでやり取りできるほうがやりやすいですね。

スライドの情報更新のやり方はだいぶ慣れてきていて、こちらとしてもやりやすいです。ただ、タスク管理が分かれていたり、検索性の面ではちょっと不便なところもあります。

社内ではNotionを使っていて、タスクとかログとかをタイムラインで残しておくようにしています。例えば「この時期に何やってたっけ?」とか「前回このキャンペーンってどうだったっけ?」ってときに見返せるので便利なんですよね。

ユーカーパック様では成約までの全データを開示いただいており、広告運用をしていくなかでも稀なケースです。社内の方たちと同じ目線で状況を判断し、施策をすすめることができる大きなメリットがあります。また日々のコミュニケーションもGoogleスライドとslackを使用してスムーズにやりとりをし、「代理店=外注」ではなく「一緒に考えるパートナー」として成果を最大化するきっかけにつながっています。

これからの話

ー最近アプリもリリースされましたが、その背景は?

SEOで結構ユーザーが来るようになってきたけど、離脱していく人も多くて。その人たちとどう接点を持つかを考えたときに、アプリっていう選択肢が出てきました。

あと、広告も競争が激しくて、資本がある会社が強くなっちゃうんですよ。広告合戦になってきてるので、そういう意味でも「潜在層をどうやって捕まえるか」っていう発想にシフトしてます。

アプリならうちの技術とも相性がいいし、車のデータも取れる。申し込み導線の多角化として、今やってます。

ー今後注力したいことは?

SEOの面で言うと、「ユーカーパック 車買取」みたいなセットで検索されるような状態にして、ドメインを強くしていきたいです。

でも予算って限られてるんで、どこまで少額で成果を出せるかは常に考えてます。サイテーションとか、ちょっとずつ積み上げていけたらいいなと思ってます。

あと、SNS検索が増えてきてたり、AI経由でサービスに出会う人も出てきたりしてて、行動が変わってきてますよね。チャットGPTで「ユーカーパック出てきたから申し込みました」って人もたまにいます。

2024年にはアプリのローンチ。この背景には、「離脱ユーザーとの接点確保」や「広告以外の導線確保」といった課題意識がありました。また、AI検索やSNSの影響も考慮しながら、従来の検索結果だけでなく「どこに露出して、どう発見されるか」に注目されています。

クライアントからのお声

ーアユダンテに対して期待していること

とにかく、「一緒に考えてくれる」っていう姿勢がありがたいです。広告だけ見て「良かったですね」で終わるんじゃなくて、ちゃんと事業の継続性とか、数字の意味とかを一緒に見てくれてる。

私、結構ロジックにうるさい方なので、質問とか厳しいかもしれないですけど(笑)、それぐらいのテンションで話せる関係性がありがたいと思ってます。

マーケティング全体でどう戦っていくかっていうのを一緒に突き詰めたいですし、こっちからも情報出していくので、どんどん提案をいただけたら嬉しいです。

ユーカーパック様との取り組みは、「共有する」「話す」「試す」「変える」の繰り返しです。さまざまなデータや情報、コミュニケーションも含め、フラットに話し合える関係性が、このプロジェクトの推進力となっています。

担当スタッフからのコメント

リアルタイムで出てくる実データをもとに、広告の運用方針や「今すべきこと」「これからの施策」について一緒に考えられたことがとても新鮮でした。
アイデアや要望をすぐに共有いただけたことで、同じ方向を見ながら目標達成に向けてどう動くべきかを具体的に検討できたと感じています。
今後も柔軟なコミュニケーションを大切にしながら、より高い成果を目指して伴走していければと思います。
SEOコンサルタント アシスタント:宮里 茉莉奈

ユーカーパック様とのお取り組みでは、広告単体の評価にとどまらず、その後の成約に至るまでのプロセスを重要視しています。
短期的な広告の最適化ではなく、最終的な成約や売上まで含めたデータを共有いただいた上で、広告を事業の中でどのように活かすかを一緒に考え続けています。
引き続き、代理店として運用するという立場ではなく、事業成長を一緒に考えるパートナーとして、次の挑戦をご一緒できればと思っています。
デジタル広告コンサルタント:村松 澪

ご依頼いただいたサイトURL:https://ucarpac.com/

ご利用いただいたサービスとプラン

UcarPAC株式会社」さまにご利用いただいたサービスおよびプランは以下の通りです。

運用型広告支援/コンサルティング

ご利用いただいたプラン名

  1. リスティング広告/ディスプレイ広告運用
  2. SNS広告運用

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