株式会社ヤッホーブルーイング様
「伴走」によるサービス支援で、デジタル広告という枠にとらわれないサポートを。

よなよなエールをはじめとする、多種多様なクラフトビールを製造・販売する株式会社ヤッホーブルーイング様(以下、ヤッホーブルーイング)。そんなヤッホーブルーイングのスタッフが運営する公式通販サイト「よなよなの里」では、クラフトビール定期便「ひらけ!よなよな月の生活(※以下、月の生活)」という自分だけのクラフトビールセットが作れる定期便を提供しています。


私たちアユダンテは2021年3月より、こちらの定期便を中心とした、ECサイトのデジタル広告運用支援を担当しております。
今回は、長野県にある佐久醸造所にお邪魔して、醸造所見学とインタビューを行いました。お話を伺ったのは、通販事業ユニットのケビンさんとてつこさんです。お互いをニックネームで呼び合うのがヤッホーブルーイングのカルチャーということで、今回の記事では桂馬拓也さんこと“ケビンさん”、大前佳乃さんこと“てつこさん”と表記させていただきます!

「伴走型の支援で、広告のPDCAの幅も広がっています」Byてつこさん

私たちアユダンテの広告チームでは、お客様の長期的な成長を支援する、誠実でオープンなコミュニケーションを大切にしています。

デジタル広告という領域内の話はもちろんですが、広告運用のフィードバックをサービスの改善に活かしたり、広告以外の議題でもディスカッション時間を確保したりなど、ヤッホーブルーイングの課題をともに解決するために広告という枠にとらわれない伴走型の支援を行っています。


てつこさん

私たちは、新しいお客さんとの出会いを大切にしており、その1つとして広告運用をしています。広告を中心としながらも、周辺領域も含めてご相談させていただいているというのが、御社とのやりとりの中で、すごくありがたいなと。

ケビンさん

ヤッホーブルーイングでは、十分な意見抽出を行うことで、メンバーの納得感と施策の精度を高めるという考えがあります。アユダンテさんとも、広告にとどまらず意見交換をさせていただくことで、施策の質が上がっていると感じます。

てつこさん

やりとりが密にできていて、その幅も広い。広告以外の部分もご相談できているというのが、特に評価が高い部分ですね。

広告領域にとどまらないディスカッション

現在、両社でのディスカッション機会が少しずつ増えてきていますよね。わくわくMTG(注1)などで社内の状況を共有してくださることで、広告に影響がありそうな部分を先んじて発見できるようになりました。情報のやりとりを密に行うことによって細やかな調整ができていると感じています。ぜひ続けていきたいなと思っております!

村松
てつこさん

はい、ぜひ続けていきたいですね。広告だけの話だと、クリエイティブ調整や運用調整など限られた施策だけになってしまうと思います。御社からは、そもそもの『月の生活』のサービスの魅力や会員だけの特典など、広告以外の視点でのご提案もいただいているので、広いディスカッションができていると思います。ディスカッションで出た内容は、他チームにも共有させていただいております。

注1 わくわくMTGとは?
月に1回、両社がフラットに率直な意見交換をするための場として設定されているMTG。
通販事業にとどまらない情報交換をすることで、どうやったら通販事業にポジティブに活かせるかディスカッションしている。

状況の変化への柔軟な対応

広告運用を継続している中で、アユダンテのサービスを導入する前後で課題が解決してきている部分があれば、ぜひご共有いただきたいです。

村松
ケビンさん

ヤッホーブルーイングでは、全社の方針に応じて通販の取り組みに影響が出ることが良くあります。その都度、どのように広告の運用をチューニングすることが最適なのか、ディスカッションをさせてもらっています。広告運用の最適化は大きく進んだ印象です。

てつこさん

弊社はベンチャーなので、状況がいろいろと変わりやすいという部分があって。そこも一緒に共有しながら運用してくださるというのはなかなか貴重ですよね。

ケビンさん

そうですね。やっぱりよくあるのが、CPAと成果だけ握って後はお任せします、みたいな。それだと広告を止めたい時に止める必然性や理由をシェアしづらい関係性だなって。そういうのは目指す方向とは違うのかなと思っています。

てつこさん

広告に関する専門知識も、私たちはまだ足りてないので。そういう部分でもアユダンテさんのお力のおかげで助かっていますね。

ケビンさん

今の私たちの課題にフィットしているような関係性を作らせていただいているのかなぁって。ビフォーアフターの課題で行くと自分はそういう印象を持っています。

データや体験からうまれる新たなクリエイティブ案

クリエイティブの案出しについてお話させてください。
私は、ヤッホーブルーイングの公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」やちょっとお高めのスーパー、コンビニなどに実地調査に行って、目についた商品デザインやPOPなどをメモしたり、スライドにまとめたりしています。そういった資料集めや、今回であれば醸造所体験させていただいたりなど、実際の体験を大事にしてクリエイティブの案出しを行っています。
実は少し前の施策のタイミングで定期便に入会させていただきまして、実家に送る形で、家族みんなでクラフトビールの飲み比べをしました。

村松
ケビンさん

そうだったんですね!

てつこさん

ありがとうございます!

家族は結構お酒をバンバン飲むタイプでして。我が家ではインドの青鬼や裏通りのドンダバダが人気でしたね。このビールはきっとこういう時に飲むタイプだよね、これは最後に飲みたいね、といった話がたくさんでてきました。

村松
ケビンさん

弊社は『ビールに味を!人生に幸せを!』というミッションをかかげていまして、クラフトビールを通してささやかな幸せを提供したいと考えています。 なので、バラエティを通して楽しんでもらえるのは、嬉しいですね!多くの人にそういう経験を届けたいと思っています。

初回のお届けで、クラフトビール初心者のスタートガイドが付くと思うんですが、あれを見ながら、多分飲む順番はこうじゃないかな?といいながら飲んでいたような形で。
そういった実際の体験もふまえた上で、今までの傾向や数値を見ながら構成案出しを行うことが私は多いです。
てつこさんも構成案を追加してくださっていることが多いですよね。社内データの共有も行ってくださっていると思うのですが、どういった基準でバナーにしたいものを選定いただいているのかが少し気になっていて。良ければお聞かせいただきたいです。

村松
てつこさん

そうですね。 まず、月の生活全体がどういうサービスなのかは意識しています。
クラフトビールのバラエティを楽しんでいただきたいという理想でしたり、こういうお客さんなら月の生活にフックしてくれるだろうな、といった、どういう人にどういうことを伝えたいかは考えています。

また、村松さんが追加してくださった他社の事例なども参考にさせていただいています。私も普段から他社の広告とかを収集していて、スマホのカメラロールとかスクショでいっぱい残しています。ビール系の会社さんはもちろん、ビール関係なくサブスクサービスとかのクリエイティブも見ながら、ヤッホーだったら、月の生活だったらどういうふうに伝えられるかを考えながら、クリエイティブのやり取りをさせていただいたり、スライドを追加したりといった感じです。
お客さまへの情報発信がシームレスになるよう、こんな感じでオウンド発信しますとか、こういう読み物に力を入れて発信する予定ですと事前に村松さんに連絡させていただいています。その他にも、発信に使いそうな写真を共有したり、社内の発信との整合性とかも結構意識したりしているかもしれないですね。

ありがとうございます。社内データを活用して広告に展開していくことで入会が大きく伸びている実感があるので、どこに要因があるのかを見極めつつ、またクリエイティブに活かしていければと考えています。

村松

ヤッホーブルーイングと共に描く次のステージ

最後に、今後アユダンテと一緒に取り組みたいと思っている構想などがあればぜひ教えていただきたいです。

村松
てつこさん

広告って、広告ならではの接点があると思っていて。
広告だからこそ出会えるお客さまでしたり、もともと店頭で目にはしていたけれど広告のおかげで通販を使ってみようと思ってくれた方でしたり。今後は改めて広告ならではのお客さまに情報を届けるという部分を強めていきたいです。誰にどういう情報を提供するかという部分を改めてきちんと整理していきたいなと思っています。

そうですね。まずはどういう人を呼び込んでくるのか。どういう人に購入のポテンシャルがあるのかというのを、改めて整理していければと思います。
広告だからこそという部分はもちろんですが、それだけでなくもっと別の視点から、月の生活に興味を持つユーザーのルートを発見できれば、完全新規かつ広告ならではのお客様を見つけることにつながりますね。

村松
ケビンさん

はい。あとは、改めてどのような人に月の生活をおすすめしたいか、それに対してどのようなおすすめの仕方があるのかという視点でもディスカッションをしていきたいです。
その結果、もしかしたら今の媒体じゃない方がいいという結論につながる可能性もあると思います。どの媒体が適しているかといった部分は、我々はあまり知見がないので、一緒にやっていただけると大変助かります。 また、社内の状況も変化していく中でどのように広告を運用していくのが最も現実的なのかを着実に一緒に調整していただくことが、まずはとっても大事な部分かと思います。

そうですね。現実的な数値の部分を守りつつ、実現可能なアイデアを新しいチャレンジに繋げていければと思います。本日はありがとうございました!

村松

担当スタッフからのコメント

ヤッホーブルーイングさんの長期的なビジョンを理解し、できる限り近い視点を持つことはより効果的な広告運用と課題解決につながると考えています。
広告支援をさせていただく中で、クラフトビールの奥深さや創造性、それを知人にシェアする楽しさを学ばせていただいております。私がヤッホーブルーイングを知っていくにつれファンになっていったように、広告を届けるお客様にもサービス、そしてブランドの魅力を知っていただきたいと考えています。
「ビールを楽しむ豊かな時間。その瞬間に感じる幸せを通して世界平和へ」。

そんなヤッホーブルーイングの進む方向へ、共感してくださるお客さまが増えるような会員サービス作りのサポートを今後も継続してまいります。

ご依頼いただいたサイトURL:https://yonasato.com/

デジタル広告コンサルタント:村松 澪

左から宮里茉莉奈(アユダンテ)、てつこさん(ヤッホーブルーイング)、村松澪(アユダンテ)、ケビンさん(ヤッホーブルーイング)
左から宮里茉莉奈(アユダンテ)、てつこさん(ヤッホーブルーイング)、村松澪(アユダンテ)、ケビンさん(ヤッホーブルーイング)

ご利用いただいたサービスとプラン

「ヤッホーブルーイング」さまにご利用いただいたサービスおよびプランは以下の通りです。

運用型広告支援/コンサルティング

ご利用いただいたプラン名

  1. リスティング広告/ディスプレイ広告運用
  2. SNS広告運用
  3. クリエイティブ制作

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